2014年5月19日月曜日

1か月後の結果を検証したい「「真犯人」メール 元会社員自身が送信か」

「真犯人」メール 元会社員自身が送信か
パソコンを遠隔操作して殺害の予告などを書き込んだとして元会社員が起訴された事件で、先週、報道各社などに届いた自分が真犯人と主張するメールについて、捜査当局が元会社員自身が送信したという見方を強め、調べを進めていることが分かりました。
東京地方検察庁は元会社員の保釈取り消しの請求を検討するものとみられます。
NHKニュースが上記のような片山氏が犯人であるかのような見出しでニュースを報じている。
ソースは警察からの情報によるものであろう。これまでも警察は何度も片山氏が犯人であるという
証拠があるような情報を報道機関を使って流しながら、日が経ってみればそんな情報はなかった
ということをしてきた。今回のケースがどう転ぶのか、警察のメンツにだけこだわった陰湿な嫌がらせ
なのか、それとも事実なのか、時間を空けてみなければわからない。

おそらく1ヶ月とかそのへんで事実が明らかになるはずなので、そのときに再度このニュースを
検証しようと思う。


追記:下記記事が今回の警察報道の不自然な点をわかりやすく挙げている。
PC遠隔操作事件:河川敷のスマホにまつわるこれだけの謎
最も不自然な点は、そのスマホから本当に片山氏がタイマー設定を行いメールを送信しているのだと
したら、なぜ「送信メールがスマホに残っていた」という発表にならないのだろうか?
片山氏の安否が気がかりだ。

今回送信されたメールに関するフラットな立ち位置での検証記事。
『片山被告 スマホ埋めて自ら送信か』報道とメール検証結果の一致部分まとめ

これは・・弁護団ソースなのだろうか?警察ソースなのか弁護団ソースなのか、もし弁護団ソースなら
事件の真相が確定してしまったことになる。さらなる続報を待ちたい。弁護団からの会見等を。
遠隔操作事件 片山被告「私が真犯人」と認める

「主任弁護人の佐藤博史弁護士によると」ということで、弁護人側からの情報が出たようだ。
片山氏が自分が真犯人であるということを佐藤弁護士に伝えたとのこと。
PC遠隔操作 片山被告、一連の事件への関与認める「死にきれなかった」

これ、なんでこんなことしたんだろう?彼の無実を信じて、金にもならないにも関わらず時間を割いて
懸命に弁護をした佐藤弁護士や、1000万もの保釈金を必死で集めて彼の無実を信じた母親の
絶望を思うと、後味の悪さしか残らない。

彼が真犯人だからと言っても、今回の件で明らかになった警察や検察の執拗な勾留延長や
証拠もないのにそれっぽいリーク情報を流して世論誘導を行うなどの悪質で卑劣な手口が
許されるものでは決してないが、彼自身がそうしたことの世間への問題提起に対してミソを
付けてしまったという点においても失望を禁じ得ない・・。

片山被告はウソが平気でつける~弁護士
 片山被告の弁護士「『先生すみません、自分が犯人でした』ということを言いまして、(片山被告は)『真犯人はサイコパスだと思う』と言ったと思います。実は自分がそうなんだと、ウソというものが平気でつけるというか。(私たちも)半分だまされちゃったわけですけど」
 片山被告は当初から、保釈された後に「真犯人」を名乗る偽のメールを送る計画をしていたと話しているという。また、「誤認逮捕させて申し訳ない」「自作自演メールを送った目的は母親が心配しているので早く裁判を終わらせたかった」などとも話しているという。
片山被告保釈取り消し、再び身柄拘束される
 片山被告は19日から行方がわからなくなっていたが、20日朝、都内の弁護士事務所を訪れた後、東京地検の検事らに身柄を拘束され、午前11時前、東京地検に向かった。弁護士によると、片山被告が19日午後9時半頃、電話をしてきて一連の犯行を認めたという。
 佐藤弁護士「(片山被告は)死のうと思ったんだけど死にきれないと。そんなことやめろと言って(止めた)。先生、申し訳ないけど自分が犯人ですと言った」
 片山被告は19日、ニュースを見てパニックになり、都内の公園や山などをさまよっていたと話しているという。また、「誤認逮捕させて申し訳ない」「自作自演メールを送った目的は母親が心配しているので早く裁判を終わらせたかった」「まさか警察に見張られているとは思わなかった」などとも話しているという。
母親が何度も口癖のように前のような平穏な生活がしたいと言っていたことが今回の真犯人
メールを送る決め手になったとのこと。また、真犯人しか知らないパスワードを使って、スマホから
onigoroshijuzo2アカウントにログインしたことで、言い逃れができないと悟ったようだ。
 裏切られたというような、否定的な感情はわかなかった。片山さんは、今まで弁護人を裏切ってきたことになるので、弁護団を解任して国選弁護人も考えていると言ったが、私はあなたを捨てることはしないと即座に応じた。

 「だましてすいません」と、いやそれが弁護士の仕事だからと言った。私もショックを受けなければいけないのだろうが、弁護を続けている時には常に起きること。だからといって裏切られたと非難するようでは弁護士の資格がない。なので、意外ほど冷静でいられた。
 事務所に着いてから、片山さんは電源を切っていたたスマホのメールを読んでみたところ、母親からのメールは「あなたが真犯人だったとしても受け入れる」という内容だったようだ。

 母親に合わせる顔がないと言っていたが、意を決して電話をさせた。そうしたら、母親は私には分かっていたというようなことを、うそをつき通すことはできなかったんですねというようなことを言っていた。ちゃんと出てくるの待ってるというようなことを言い、片山さんも悪かった、悪かったと言っていた。お母さんと電話していた時、受け入れると言われていた時に涙ぐんでいたような記憶ある。検察官を待つ時間、親しかった友人にも電話をしていた。
いい弁護士と母親だな。今回の件、片山氏は特にこの二人を裏切ったわけで、あんまりだと
思ったが、時間を取られ、金にもならない(サラ金や飛田新地の弁護やってるほうがよっぽど
金になるだろうに)弁護をそれでも続けてくれるというところに温かみを感じるし、母親も、
なんとなく彼が犯人だと感じながらも、それでも受け入れてくれると言ってくれているのは救いだと思う。

PC遠隔操作事件:すべての謎が解けたあとに残るもの
警察・検察批判派の意見が集約されている。今回の事件の最大の問題点は、警察や検察による
嘘の情報をマスコミにリークし、自分たちの都合の良いように世論を誘導しようとしたこと、そして、
再逮捕を繰り返すことで1年以上も接見禁止で身柄を拘束した挙句、取り調べの可視化を行わなかった
ことにある。これは片山氏が真犯人であることがわかった今でも変わることはない。