2015年1月14日水曜日

トゥールビヨンなら高くはないんじゃね?「職人がこだわりぬくと800万円が安く感じられます」

職人がこだわりぬくと800万円が安く感じられます
へー、日本に独立時計師の人がいるのか。知らなかった。これ800万円の時計が高いのか安いのか
相場がよくわからない人もいると思うけど、トゥールビヨンを搭載している時計ならば別に高くは
ないんじゃないかなぁと思う。

ちなみに、時計の大体の相場を言うと、高級時計として一番知名度があるであろうロレックスの
3針日付付き(デイトジャスト)のステンレスタイプが50万円前後で、宝飾なしの高級時計のベースと
しての値段はその辺と考えて良いだろう。

で、ここからどんな機能が付くと、さらに値段が上がっていくかというと、一番メジャーなのは
クロノグラフと呼ばれるストップウォッチ機能、これがあるとベースの値段から50~100万くらい
値段がプラスされる感じ。ロレックスで言うとデイトナってモデルがそれね。

で、高級時計には一般人がおいそれと購入できない値段になる3大複雑機構というのがあって、それが
テンプ機構そのものをグルグル回すトゥールビヨン、
月ごとの日数の違いやうるう年にも自動で対応するパーペチュアルカレンダー、
現在時刻を音で知らせるミニッツリピーター
の3つだ。これらの機能が付いた複雑時計は数百万から数千万になるので、別に800万という値段は
一般人が買うには高いけど、複雑時計としてはべらぼうに高いわけではない。

えーと、トゥールビヨンの相場、検索していたらこんな記事がヒットしたので参考までに載せておこう。
Forbes「The Eroding Exclusivity Of The Tourbillon Watch」
The average price of a Swiss watch with a tourbillon complication contained inside of it is $50,000 – $100,000. That price frequently goes even higher. As more brands offered tourbillon movements, an increasing portion of the public became familiar with the once rare mechanical curiosity. Everybody who wanted to feel rich wanted to own one – though few could afford them.
上記該当部分だけ訳しておくと、

トゥールビヨン機構を内部に組み込んだスイス時計の平均価格は5万ドル~10万ドル(500万円~1000万円)である。価格については度々より高くなることがある。より多くのブランドがトゥールビヨン機構を提供するようになり、かつてはまれであったこの機構も一般大衆に知れ渡るようになってきた。金持ちであることを実感したい人はみなトゥールビヨンを組み込んだ時計を所有したいと考えたが、実際に持つことが出来る人はごくわずかである。

って感じじゃないかな。ミニッツリピーターとかパーペチュアルカレンダーになるともっと相場が
高くなるはずだから、おそらくだけど、この浅岡肇っていう時計師も、今後はそれらの機構を
組み込んだ時計を作る方向に行くんじゃないかなぁと思う。

ちなみにミニッツリピーターに関してはセイコーがクレドールというブランドで製作済み。
お値段は、34,650,000円。
<クレドール>から、セイコー創業130周年記念コンプリケーションウオッチ<クレドール>ノード スプリングドライブ ミニッツリピーターを発売