2015年3月18日水曜日

オウム真理教による地下鉄サリン事件の生き残り医師の手記が興味深い


オウム真理教による地下鉄サリン事件は当時たいへん大きなニュースにはなったが、具体的に
サリン事件の被害者がどういう目にあって、どう感じたかなどを知る機会は私には今までなかった。
そういう人には、この地下鉄サリン事件に巻き込まれて、体が動かなくなる事態に陥ってから
生還に至った腫瘍内科医の手記はかなり参考になるかと。
腫瘍内科医 勝俣範之のブログ「僕はサリンサバイバー」

サリンが撒かれた一本後の電車に乗っていたにも関わらず、病人救護の際にサリンの猛毒により、
体が動かなくなってしまったときの描写から、当時サリンだとはわからなかった状態での病院現場の
混乱、死ぬかもしれない中での入院中の夜の恐怖などが克明に書かれている。

これを読んで、改めて事件の重大性を再認識した。やはりサリン事件は、麻原彰晃に操られていた
とかいう言い訳が通用する事件では到底なくて、実行犯と、首謀者の松本智津夫に関しては死刑
以外はありえないと思う。