2015年5月26日火曜日

海外の大学と日本の大学のメリットとデメリットの記事が面白い

中央大学理工学部の竹内健(けん)教授が書いた海外の大学と日本の大学どちらで学ぶほうがよいか
に関するメリットとデメリットを記載したこの記事が面白い。
「グローバル人材」になるため子供は海外の大学に行くべきか?

詳しくは上記元記事を読んでもらうのがよいと思うけど、自分向けのメモも兼ねてまとめておくと、

・海外より日本のほうが、中学、高校、大学のカリキュラムの進度が速く、先取りしている。海外では日本のように大学(学部生)から研究を行うところはほとんどない。スタンフォードでさえも
・日本の大学の学費は海外と比べて安く、コストパフォーマンスが高い。海外だと高額な学費に加えて、高額な生活費も掛かる
・アメリカのトップスクールはAO入試のようなもので、勉強に加えてクラブやボランティア活動などでのリーダーシップ活動歴が問われる。そうした活動歴を「作る」には一般的に親が金銭的、時間的な投資をかなりする必要があるため、経済的・時間的余裕のある家庭が有利

とのこと。そうそう、特に3番目の海外トップスクールの入試は経済的・時間的余裕のある家庭が
有利ってのは前に他の記事でも見たことがあった。ここにリンクをまとめておいたんだった。
AO入試の問題点指摘記事まとめ

リンク先の記事を見ると、日本の試験一発勝負の方が実は平等で、一般家庭の人間でも勝てる
可能性の高い競争であることがよくわかる。結局、人目を引くような経歴なんて、ごく一部の
恵まれた才能を持った人間を除いて自然と作れるものではないのよ。

じゃあごく一部の非凡な人間以外がすごい経歴を作る方法はないのかというと、実はあって、
それは金ですよ、金。例えば金さえあれば、能力的には凡人でも、優秀なスタッフを何人も付けて、
ヨットで太平洋を横断するとか、ヒマラヤに登るとか、六本木ヒルズにオフィスを設けて会社を
運営してみるとか、そういうことができるわけよ。

お金があれば、時間も作れるし、一般の人ができないような活動もいろいろできるようになるので、
やる気と時間さえあればある程度なんとかなる一般入試と違って、資金力による差がでやすい
ということね。リンク先の小学4年生を偽って政治的主張をするという姑息な真似を行った慶応生、
青木大和の通っていたAO義塾の実態とかを見ればAO入試の実態がよくわかる。

我々一般人が抱いていたAO入試は才能の勝負だと思っていた見方がガラッと変わることだろう。
違うんだ。そうじゃないんだ。ギラギラした経歴は、周りの演出によって作れるんだよ!凡人でもね。


それらを踏まえると・・・一般家庭なら日本の上位大学に行くほうが間違いなくコストパフォーマンスが
高いし、親孝行だろうね。親が年収数千万以上の本当にお金持ちなら、そんなこと気にしないで
済むから、海外の大学を選択肢に入れてもいいのかもしれないけど。