2015年11月11日水曜日

中国観光客の爆買い効果らしい「腕時計3社、軒並み経常最高益 4~9月」

腕時計3社、軒並み経常最高益 4~9月
 シチズンホールディングスなど腕時計3社の2015年4~9月期連結決算が10日出そろい、そろって経常最高益を更新した。訪日外国人観光客や国内の顧客向けに単価の高い中高級品の売れ行きが好調だった。ただ下期にかけて中国景気などの不透明要因があるとして16年3月期の見通しは据え置いた。
 4~9月期の経常利益は07年にシチズンHD、01年にセイコーホールディングスが持ち株会社に移行してから最も高い水準となった。シチズンHDの経常利益は156億円と13%増えた。全体をけん引した時計部門の利益は31%増の100億円だった。訪日客や国内の顧客に時計が売れた。「20万円以上の高級品を含むすべての価格帯で好調だった」(シチズンHDの大治良高経営企画部長)という。
 セイコーHDの経常利益は47%増の113億円だった。価格が40万~60万円の主力ブランド「グランドセイコー」や20万~30万円の「アストロン」といった中高級品が特に日本人向けに伸び、両ブランドの売上高は5割増えたという。
 カシオ計算機も「Gショック」など10万円以上する腕時計の販売が国内外で拡大した。
なんぞ!?なんで今時腕時計がそんなに売れてるの?とびっくりして元記事を見てみたら、どうも
中国人観光客などの爆買い効果みたいね。なるほどそうか!そういうことか。


まず、もうおそらく北京・上海など都市部に住んでいて、日本に観光に来るような中国人は、
平均的な日本人よりもお金持っているんじゃないかなと思うんだよね。この辺の記事から推測するに。
中国の都市部はもう日本より物価も賃金も高いんじゃないか?「一人っ子廃止ふざけるな!今の中国人の本音」
私立幼稚園の学費が190万円で、都市部の住宅価格はかなり郊外でも5000万円するとのことだから、
東京に住んでいる一般的な日本人よりも生活水準が上なんだと思うね。


で、次がこの記事。
セイコー、東京銀座に高級ウオッチ専門店をオープン 3000万円台の製品も販売へ
今年2015年7月30日に、セイコーがよりにもよって銀座に高級ウォッチ専門店をオープンしたという
ニュースよ。これ、初めて聞いた人はあれっ?って思う人もいるんじゃないかなぁ。だって、銀座には
和光があるんだよ。あのセイコー社の登記上の本店であり、前身の服部時計店から続く、銀座の
シンボルとなっている宝飾店だよ!なんで和光があるのにそんなもん銀座に作るんだって思うわけよ。

そしたら、店員は着物を着て、商品の包装を風呂敷で行い、セイコープレミアムブティックの
第1号のお客さんはワン・リーホンだってんだから、誰を対象にしたお店なのか、わかるよね?


さらに、知人の中国人経営者も、中国でも当然売っているユニクロの服やらニコンのカメラやらの
日本製品をわざわざ日本に来て買ってるんだよ。安いからというより、「偽物を掴まされる心配がない」
からなんだって。日本人が中国製品より日本製品に信頼を置いているのと同様に、中国人も
中国製品よりも日本製品に信頼を置いているわけよ。


これらを踏まえると、もう10万円以上の中高級価格帯の日本製腕時計の主要顧客は、もはや
お金持ちの中国人なんだろうねぇ。ただ、まさか各社最高益を記録するほど中国人の爆買いで
日本の時計が売れているとは思わなかったよ。


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