2016年3月21日月曜日

どっちもディーンだったのか!「中国に刺さった「このすば」と、日本に刺さらなかった「霊剣山」」

中国に刺さった「このすば」と、日本に刺さらなかった「霊剣山」
・刺さった「このすば」と刺さらなかった「霊剣山」

1月新作アニメの反応を見ていて個人的に気になったのが
「笑いや話題の刺さり方」
に関する傾向、作品の笑いの題材や方向性、それから日中それぞれの視聴者の反応についてでした。

1月の新作アニメで中国オタク界隈で話題になったり注目されたりしたコメディ要素のある作品はいくつかありますが、なかでも興味深かったのが
「霊剣山 星屑たちの宴 」と「この素晴らしい世界に祝福を!」
についてです。

この二作は原作が日本と中国それぞれのネット小説出身であることや、ネット小説関係のパロディも含んだコメディ寄りの内容で、いわゆる「お約束ネタ」を含んだ笑いが散りばめられた作品となっているなどの共通する部分があります。それに加えて両方ともスタジオディーンによる制作といった事情もあります。

ですがこの二作品の「笑い」に関してはかなり対照的な結果となったようで、ざっくりと言えば
「『このすば』の笑いやネタは中国のオタクにも刺さったのに対し、『霊剣山』の笑いやネタは日本のオタクには刺さらなかった」
といった所でしょうか。
この記事読んでて面白かった。てか、このすばも霊剣山もどっちもスタジオディーン作品なのかよ!
そりゃあ随分と対照的な結果になったねぇ。

まぁどっちも最後まで観た(観ている)けど、個人的には両方楽しんで観てたね。ただ、元記事の
方でも言及があるとおり、霊剣山のギャグパートはポカーンって感じだね。あと、霊剣山に関しては、
下ネタパートが下品すぎて引くわ・・・。具体的になんて言っていたかは忘れたけど、MotherFucker的な、
もしかしたら、もしかしたら向こうでは日常的な悪口表現なのかもしれないけど、日本語に訳したら
ドン引き、みたいな感じの。

あ、思い出した。王舞だか玲ちゃんに対して主人公の王陸が、きゅうりをあそこに入れてうんたら
かんたら、みたいなこと言ってて、ああいうのドン引きだから。

パロディもどれがパロディなのかイマイチよくわからないものが多いし、カイジかなんかのパロディも
一瞬あったような気もするけど、全然面白くなかったね。ギャグの入れ方がイチイチ刺さらないな。

ということで、霊剣山のパロディ、下ネタパートに関しては、めっちゃ酷評な感じなんだけど、
大筋のストーリー自体は、日本のテンプレクソラノベと違って新鮮味があるので、個人的には
面白く観ているかなぁ。1期ものなのか、2期ものなのかは知らないけど、少なくともしばらくは
視聴を継続するかな。


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