2013年5月30日木曜日

鹿児島に路面電車とバスが共存している理由の回答がすごい

鹿児島出身なのですが、先日友人に尋ねられてわからなかったので質問します。 鹿..

これ、回答者間違いなく専門家だよな。路面電車とバスが共存している理由を説得力の
ある形で説明するのみならず、根拠資料が「LRT-次世代型路面電車とまちづくり-」とか、
「鉄道ビクトリアル8月臨時増刊号」とか、専門的に勉強していないとでてこないような
ソースが挙がっているのにすごいと思った。

回答が秀逸すぎるので詳しくは元ソースを確認するのがよいと思うが、簡単にまとめると、
・路面電車は渋滞に巻き込まれないので時間通りに来るのが便利
・バスは線路が不要なので安く作れるし、路線延長も容易
というのが大きなところで、さらに複数の都市で、路面電車とバス両方を導入することに
よるバスの利用者数拡大が見られたらしい。つまりバスと路面電車は別に競合関係に
あるわけではないということ。

東京だと早稲田-三ノ輪間の荒川線と、三軒茶屋-下高井戸間の世田谷線くらいしか
なくて、あんまりメリットも感じにくいが、四国の愛媛とか高知とかあのへんで路面電車に
乗ったときは、かなり便利だと思った。電車よりも手軽に時間通りに遠くへ行けるという
仕組みは便利だと思う。

東京は、路面電車じゃなくて地下鉄を導入することで地上のリソース(面積)を利用せずに
交通状況を改善する方針なのかも。大学の都市工学の先生が、路面電車導入を提案
したら、地下鉄が計画されているのに余計なことを言うなと怒られた(都市交通の当局者に
じゃないかな)という話をしていた。