う~ん、アニメ版の出来があまりに良かったからかもしれないが、映画は凡作の域を出ない印象。
シュタインズゲートって、他のバトル系のアニメとかと違って、映像の迫力が魅力というタイプの
作品ではなくて、緻密に張り巡らされた伏線と意外性のある展開が視聴者を釘付けにするところ
が魅力の作品だと思うが、映画では本来の魅力の意外性のある展開が何もなかったという感想。
ストーリーを簡単に言うと、アニメ版でシュタインズゲートの世界線にたどり着いたものの、そこでは
岡部倫太郎はとても不安定な存在で、ふとしたタイミングで岡部は紅莉栖やみんなの前から消えて
しまい、人々の記憶から忘れ去られてしまう。が、紅莉栖はなんとなく岡部の存在を覚えていて、
タイムリープやタイムマシンを駆使しながら出来事を変えずに岡部の存在を取り戻すというもの。
上記はネタバレというより、ただあらすじを書いただけなんだけど、消えた岡部の存在を取り戻す
際に、特に魅力的な伏線や展開があるわけじゃないからフツーな感じなんだよね。
アニメ版ではあったでしょ。最終的にはまゆりと紅莉栖を助けるという話だったけれども、そこに
至るまでのプロセスに、特に2クール目とかもう次がどうなるのか気になって気になって仕方が
ないみたいな展開が。そしてあの23話(最終回の一つ前)の尋常じゃない盛り上がりが。
残念ながら映画版にそれはないです・・まぁちょっとアニメ版が傑作だっただけにそれを2時間弱
の映画で超えるのは難しいということなのかねぇ・・。ちなみにシナリオは完全新作のようです。
あと、私は新宿で観たのだけど、ゴールデンウィーク最終日はどの回も満員でした。