2013年7月28日日曜日

敷金を返金させ、契約更新料をただにする、家賃に関して知っとくと便利な常識

あんまり家賃交渉とかしたことなかったけど、知っておくと便利なことがいろいろあるようなので、
頭には留めておいたほうがよいかもしれないものをメモがてらまとめておく。

知らないと損すること。知っていると得をすること。
敷金は基本的に全額返金してもらうことができるようだ。その際の交渉ポイントは2点。

・物件が、社会通念上通常の使用方法により使用していればそうなったであろう状態であれば、使用開始当時の状態よりも悪くなっていたとしてもそのまま賃貸人に返還すれば良いとするのが学説・判例等の考えである。
・原状回復しなければならないのは、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損が発生した場合に限る。

なので、入居時にデジカメで室内をくまなく撮っておき交渉に臨めば、敷金はまず戻るということになる。


家賃の「契約更新料」はタダになる!?
「更新期限」にとらわれて、そこまでに安い家が見つからなかったので仕方なく更新料を払って
更新するということになりがちだが、実は「更新書類」に判子を押さなければ「法定更新」という、
今までの契約内容が自動更新される仕組みになっている。
ただし、法定更新は「賃貸の条件に関する交渉が期限内にまとまらなかった」ときに適用される
ものなので、「事前に家賃の値下げなどを大家サイドに申し入れて拒否される」必要がある。
具体的には周辺の物件相場を調べて、「周辺の物件と比べて高いのでこの金額にしてほしい」
という旨の文面を、レター形式で送りつければOK。大家サイドの反応は、
(1)「OK」の返事が来る(家賃を値下げしてくれる)
(2)「NO」の返事が来る
(3)無視される
の3パターンが考えられるが、1なら家賃下がって万々歳、2,3は交渉不成立で法定更新に持ち込める
というどのパターンでもこちらに有利になる。さらに法定更新になった場合は「期間の定めのない契約」
になるので二度と更新料を払う必要がなくなる。

こちらの契約更新料関連の詳しい情報は下記著書にも載っているようなので、具体的に更新時期
がきたら、これを読んでみるのもよいかもしれない。


家賃を2割下げる方法
家賃を2割下げる方法
posted with amazlet at 13.07.28
日向 咲嗣
三五館
売り上げランキング: 1,260