2013年10月25日金曜日

「IBM「社員大量クビ切り」の内幕」が面白い

IBM「社員大量クビ切り」の内幕
ミクシィのリストラの件が影響してこんな記事が話題に上がっているが興味深いな。
IBMの退職強要は耳にしたことはあったがこれはエグいな。特にこの辺。
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 会社はまずターゲット(対象者)を選定すると同時に、退職強要面談にあたる面接者をトレーニングする。「初回面談」の後、必要ならさらに面談を重ね、「退職意思確認」を経て「退職」へと追い込む。指示文書には、「あくまで本人の"自由意思"に基づいて決断するように、コミュニケーションしてください」との文言も見られるが、フローチャートにあるように、「自由意思で選べるゴール」は退職しかない。

「あなたがする仕事はない」「プライドを捨て、ランクの低い会社に行けば十分やっていける」「負け組は会社から出て行け」......。実際に社員たちが浴びせられた言葉は、通常の「コミュニケーション」とはほど遠い。「会社は毎週、社長臨席の会議を開き、進渉状況を点検していました。売り上げと同じくらい、クビ切りが重視されているのです」(組合関係者)。

 退職に素直に応じない社員には、「次の罠」としてPIPが待つ。同社において二〇〇〇年頃に導入されたPIPとは、「Performance Improvement  Program」(業績改善プログラム)のことで、「業績改善」が必要な部下に目標を与え、面談を重ねながら「改善」を図るプロセスだという。

 しかし、日本IBMの労務管理に詳しい弁護士は、「『改善』というのは表向きの話で、実際は退職強要であり、また退職理由を作るための仕掛け」と喝破する。要は、最後まで退職を拒む社員に対し、「会社がここまでやってあげたのに、それでも彼の業績、能力不足が改善しなかった」という「エビデンス(証拠)」(日本IBM労務責任者)作りなのだ。

 PIPに放り込まれると、まず渡されるのが「改善目標管理シート」だ。そこには「改善を要する点」として「コミュニケーション能力」とか「優先順位づけ」といった、ある意味どうとでも解釈できる抽象的な項目が記される。

 だが、「スキルが高くプライドを持った技術者は、こういうのに弱い」(他の大手IT企業中堅幹部)。改善計画が示され、さらに「上記改善計画が達成されなかった場合の対応の可能性」として「降格、解雇」が記される。だが、狙いは退職なので、社員の能力向上など実際には図られない。PIPという蟻地獄に落ちたら最後、面談のたびに責められ、「プライドをズタズタにされる」(経験した社員)。
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コミュ力とかどうとでも取れるから、上司の心証によって悪い部分だけをピックアップすることも
良い部分だけをピックアップすることもできるんだよね、たしかに。