厚生労働省などは28日、東京都の20代男性と埼玉県の20代女性が、国内でデング熱に感染したことが新たに確認されたと発表した。27日にも同県の別の女性が約70年ぶりに国内感染したことが確認されているが、3人は都内の同じ学校に通っているという。ということで、しばらく代々木公園には行かないほうがいい。
厚労省などによると、3人には海外渡航歴がない。いずれも東京・代々木公園(渋谷区)に行っており、同公園でウイルスを持つ蚊に刺されて感染したとみられる。
同省の担当者は「ウイルスを持った蚊の寿命は短く、既に死んでいるはず。代々木公園に行った人も、症状が出ていなければ心配する必要はない」と話している。都は念のため28日、同公園の一部で蚊の駆除を行った。
ちなみにテング熱に関しては厚生労働省の下記のページが詳しい。
デング熱に関するQ&A
長いので重要な点をちょっとまとめておくと、テング熱とは、
・発熱、頭痛、筋肉 痛や皮膚の発疹などが主な症状の急性熱性感染症
・熱帯・亜熱帯で流行している病気
・特定の蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)から感染をする。人から人への感染はない
・ウイルスを持った蚊は冬を越せず、卵を介して次世代にウイルスが受け継がれることもないので特定地域で発生しても、それは一過性の現象で終わる
・ウイルスの主な感染源であるネッタイシマカは日本にはいない。近いところだと台湾に生息している
・ただしヒトスジシマカは日本のそこら中に生息する。ただしネッタイシマカほどの感染力はない
・現在テングウイルスに関する治療薬はない
・症状は2~7日くらい発熱や大規模な発疹が続くが大抵はその後回復する
という特徴があるみたいよ。とりあえずテング熱にかかったら最大7日間は苦しむことになるって
ことになるね。ワクチン、薬のたぐいはないみたいだから。