やっていて(参考)、適宜メモりながら26話までは観たので、ここに内容まとめとこうかなと。
いや、さすがに5日で110話は無理よ無理。それだけに命とすべての情熱を捧げればなんとかなるのかも
知れないけど、実質無理・・。ということで区切りのいい26話までね。
まず簡単に銀河英雄伝説の概要をまとめとくと、つまりは宇宙を舞台にした壮大な歴史小説だ。
皇帝が支配する帝国軍と、共和制、つまり選挙で政治家が選ばれる仕組みの国である同盟軍の
長年にわたる戦いを描いた話で、2つの体制を対比させながら様々な人物を描写しているところが
この銀英伝の面白さだと思う。
で、試しに観ようと思っている人は、とりあえず2話まで観れば、視聴を継続するか切るかの判断が
できると思う。そこで一つ戦いが終わって一段落するから。で、次の区切りが26話じゃないかな。
シリーズ1期の最終話でもあるし、ある重要人物が死んで、それぞれの国での内紛にも一段落が
つくのでいい区切りだと思う。ちなみに私は最初、絵の古臭さにうっ・・ってなったんだけど、2話まで
見て話自体は面白いなと思ったので、結局キリの良い26話まで観た。
この話、壮大な架空歴史小説なので、大量に人が登場するんだけど、最初に覚えるのはこの二人だけで
いいと思う。一人は金髪のラインハルト上級大将。帝国軍側の若き天才。
もう一人は同盟軍側の青髪のヤン・ウェンリー准将。多分作品中で一番頭がいいのはこいつなんだけど、
自由惑星同盟側の政治家や将校はバカばっかなので、常に上に振り回され、戦況が不利な状況で
ゲームの盤面を任されることになるという不遇の人。いつもラインハルトと対等条件で戦えないんだよねぇ。
ということで、26話までの各話まとめ。
1話
金髪のラインハルトの率いる帝国軍の艦隊が数に勝る同盟軍を各個撃破で勝利。
青髪のヤン・ウェンリーが乗る第2艦隊は絶体絶命。第6艦隊のラップ少佐は上司に恵まれず全滅。
2話
同盟軍第2艦隊は金髪のラインハルト上級大将の艦隊から攻撃を受け、司令官が負傷。
無事な人間の中で一番地位が高い青髪のヤン・ウェンリー准将が全艦隊の指揮を取ることに。
ヤンは金髪の艦隊が中央突破をはかったところをわざと分断されながら後ろに回る。
お互いの艦隊がお互いの艦隊の背後に付き、リング状になった。このままだと消耗戦になるので、
ラインハルトは撤退する。アスターテ会戦はこれで終了。
3話
国防委員長の追悼者をだしにした演説にラップ少佐の未亡人が異議を唱える。
そのことで国防委員長の影の部隊に殺されそうになる。
それをヤンは助け、国防委員長の家に乗り込んで彼女の安全の保証を確約させる。
その後ヤンは少将になり、第13艦隊の長に任命される。
寄せ集めの通常の半数しか人員がいない部隊だが、帝国軍の攻撃の要であるイゼルローン要塞の
攻略を任命される。
4話
ラインハルトが大将から元帥に昇進。姉に会いに行ったところで過去を振り返る。
幼少時代のラインハルトと赤毛のジークフリート・キルヒアイスの話。
二人は近所で親友。ラインハルトの姉は王宮に仕えることになった。
ラインハルトは姉を取り戻しに行くが失敗。力が必要であることを思い知る。
そこでラインハルトはジークと一緒に士官学校に入り、皇帝を超える力を手に入れることを決意する。
武勲を立てなければ姉と会うこともできないから。
5話
少将に昇進した赤髪のキルヒアイスがわずか2000の兵を連れてカストロフ動乱を撃破。
敵の守備の要であった首飾りと呼ばれる防御装置を戦術で破壊し、非凡さを見せつける。
これにより中将に昇進、ラインハルトのNo2となった。
6話
青髪のヤン・ウェンリーによるイゼルローン要塞攻略開始。ここを攻略しないと同盟軍は帝国軍に
攻め入ることができない。元帝国軍の扱いにくい部隊を仲間に入れて攻め入る彼らに内部に
潜入させて攻め入るという作戦。
7話
潜入に成功したシェーンコップ大佐。敵に要塞の機能を停止させられるも、ポートを開けることに成功。
ヤンは敵の攻撃担当の旗艦を粉砕し、味方の犠牲を出さずに攻略成功。
出世に興味のないヤンはこの戦いが終わったらやめるつもりで、辞表を出したが
元帥や13艦隊のメンバーに口々にやめるなと言われ、辞表を捨てた。
8話
イゼルローン要塞が攻略された帝国軍。首脳部で一人生き残った義眼の男オーベルシュタイン。
信用は置けないものの、頭脳は切れるため、金髪のラインハルトは参謀として彼を登用する。
3長官が今回の失態の責任を取って辞表を出し、その椅子をラインハルトが受ける流れに一旦なった
ところを彼は断り、代わりにオーベルシュタインを助けるように言った。
9話
国王の話。兄と弟が後継者争いの末、両方共死に、国政に興味のない現国王は家臣に政治を任せている。
社交界で長らく干されていた貴族が、杖に爆弾を仕込んで国王やブラウンシュバイツ公爵を殺そうと
したが失敗。自ら火を放ち自殺をした。
10話
ヤンの亡き親友ジャン(ラップ少佐)の未亡人ジェシカが反戦政治家になる話。
士官学校の記念式典に軍の命令で出ることになったヤン。
ヤンの本当の目的はジェシカに会うことだった。
ジェシカと一緒に夜の士官学校に忍び込んだヤンはジェシカと士官学校時代の思い出を話す。
ヤンは軍に興味がなかったが、金のない人が無料で教育を受けるには士官学校に入るしかなかった。
校長の一人娘のジェシカとはダンスパーティーで知り合い、ジャンの猛アプローチによりジャンと
ジェシカが結婚することに。
反戦政治家の候補が対立候補陣営に殺されたため、ジェシカが遺志を受け継ぎ立候補をし、
圧倒的な得票数で選出される。
11話
公爵夫人が皇帝の寵愛を受けたラインハルトの姉を誘拐・殺害しようとする話。
男爵と結託して姉を誘拐するも、赤毛のキルヒアイスらの活躍によりすんでのところで救出される。
公爵夫人は薬を飲んで自害をするように処分を受け、死ぬ。
男爵は捉えるだけの証拠を揃えられず、今回は逃げ切る。
12話
自由惑星同盟では、軍隊が人を取り過ぎることで、他の産業に人員が回らず、道路インフラ等
もろもろの部分にガタが来ている。最高評議会で帝国に侵攻するかどうかの判断がされることに。
財務と人的資源の長は侵攻反対、委員長も発言はしないものの起立はせず反対に回ったが
賛成多数で侵攻が決定。
馬鹿なフォーク准将が行き当たりばったりの作戦で3000万の兵を帝国領に侵攻させると提言。
帝国軍の迎撃は金髪のラインハルトが行うことになった。
ちなみにフォーク准将の、帝国軍に攻め入る作戦を上官に聞かれたときの名言(迷言)。
「高度の柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処することになろうかと思います」
13話
帝国軍は同盟軍に対抗するため焦土作戦を実行する。
帝国領土の惑星の貴族が悩みながらも帝国軍の命令を聞き入れ、物資を引き上げることに同意した。
帝国領土の惑星に同盟軍は惑星の民衆に物資を提供した。貴族は帝国に引き上げず惑星に残った。
14話
焦土作戦が成功し、供給に多大な負担が出る同盟軍。その上同盟軍の輸送艦が全滅させられ、
同盟軍は支配した惑星で略奪を行うことに。ヤンは金髪ラインハルトの狙いに気づいて撤退を進言する。
15話
ついに帝国軍が進撃開始。帝国軍によって同盟軍は多大な損害を出すも、第13艦隊は善戦。
だが、赤毛のキルヒアイスが同盟軍の背後に回った時点で勝敗は決した。
16話
撤退戦になった同盟軍。シンガリを務めたのが第13艦隊。撤退に成功し、イゼルローン要塞に戻る。
3000万人動員で2000万人が死亡した。評議会議員は攻略に反対した3名を除いて辞表を提出した。
帝国軍は国王が後継を指名せずに死んだため、3人の子供の間で後継争いが始まったが、
ラインハルトが肩入れした子供が国王に。ラインハルトは公爵になった。
国王が死んだことで、ラインハルトの姉は開放された。
一方自由惑星同盟のヤン・ウェンリーは大将になりイゼルローン要塞の長になった。
17話
帝国がお互いの捕虜200万人を交換することを提案し、同盟軍はそれを受け入れる。
ラインハルトは捕虜200万人の中にスパイを紛れ込ませて、同盟でクーデターを起こすように画策する。
赤毛のキルヒアイスは調印の場で青髪のヤン・ウェンリーと会い、敵としては恐ろしいが友とできれば
力強いと金髪ラインハルトに印象を話す。
18話
貴族2人が反乱を起こしたが金髪ラインハルトがそれを抑えこみ、貴族2人は逃げ出す。
19話
同盟側でもクーデター発生。それを鎮圧するため青髪ヤン・ウェンリーの部隊が出撃する。
20話
帝国側の反乱軍が占拠した、イゼルローンに次ぐ守備力を持つ要塞の攻略。
反乱軍側にいたオフレッサーという野蛮な上級大将は強敵であったが、ラインハルトの側近、
義眼の男オーベルシュタインの策略により、最終的に裏切り者として味方に殺されて運命を終える。
21話
自由惑星同盟の内乱の話。第11艦隊との対決でヤンが勝ち、提督は自決した。
ラップ少佐の未亡人であるジェシカは市民集会を開いていたが、それを軍が制圧し虐殺された。
22話
帝国側の内乱の話。反乱軍のブラウンシュバイク公がラインハルト側にどんどん追い詰められていく。
ブラウンシュバイク公に仕えるメルカッツが危機一髪のところを助ける。
23話
ブラウンシュバイク公の領地の惑星で平民の反乱が起きる。
ブラウンシュバイク公は惑星に核爆弾を落とす。それを義眼の男は記録し映像を流す。
ブラウンシュバイク公は最後の戦いとして打って出る。メルカッツも命運を共にするとして一緒に出る。
反乱軍の敗北が決し、メルカッツは自決しようとするも、部下に止められ、ヤンを頼って亡命する。
ブラウンシュバイク公は部下に毒を飲まされ殺される。
24話
救国軍事会議の防御の要の首飾りを破壊したヤン。救国軍事会議のリーダーは裏切り者の少将に
殺され、少将も会議メンバー達に殺される。内乱が収まる。メルカッツがヤンの味方になる。
25話
赤髪のキルヒアイスは金髪のラインハルトに原爆投下を知りながら黙認したことが事実か問いただす。
ラインハルトは事実だと伝える。口論になる。お互いに過去の思い出をいろいろ思い出す。
ブラウンシュバイク公の死体を手土産に持ってきた反乱軍の人間が、死体の中から火炎放射器を
取り出しラインハルトに放つ。
26話
身代わりになった赤毛のキルヒアイスが死ぬ。ラインハルトは主犯として宰相を捕らえて殺す。
ラインハルトは最高司令官、宰相の地位をついに手にし、帝国の最高権力者となった。
田中 芳樹
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