人助けをすれば、相手は必ず覚えていてくれる。そして、あんたのサービスが必要になったら、必ずあんたのところにやってくる。たとえば、デザインが必要になったマーケティングマネージャーはどっちに電話すると思う?
デザイナーAさんは、かつて名刺をくれて自分のスキルについてとうとうと語った。一方、デザイナーBさんは、そのマーケティングマネージャーのビジネスについて聞き、イベント後には興味がありそうな記事/先行事例/ウェブアプリケーションを連絡してきた。
俺だったら、Bさんに金を払うね。俺の会社では、自分たちに向いてない仕事をほかの会社やフリーランサーに委託してる。委託先は、過去に俺たちを助けてくれた人たちだ。突然押しかけてきて20分間セールストークを続けた(実話)やつには、連絡なんかするもんか。
だから、ビジネスを目的にしちゃいけない。相手を理解し、助けることを目的にするんだ。
この記事面白かった。フリーランスが仕事を得ようと思った際にやりがちなのは、人脈作りのイベントに
参加して、名刺を配りまくって、自分のスキルをアピールして、最後に「何か仕事あったら連絡ください」
ということだけどそれは違うと。むしろそこで出会った相手の話を聴いて、理解して助けることを目的に
することが大事ということだね。そしてこの行為に見返りは期待しないというのも大事。
なるほどね。いや、一度この人脈イベントみたいなパーティーに参加したことがあって、ホント気持ち悪くて
不快すぎて、できるだけトイレにこもるようにしていたという嫌な思い出があるんだけど、正しい振る舞いは
これだったんだな。別にひきこもりの私自身に売りたい何かがあったわけじゃなくて、先輩の会社の
パーティーに参加したら、知らない人から大量にビジネス的な下心満載のアピールを受けたという
経緯なんだけど、話を聴いて、もらったメアドに相手の課題に役立つ関連記事を送ることに徹すれば
よかったということか。今度参加することがあればそうすることにしよう。
そういえば、「影響力の武器」っていう有名な本にも「返報性の法則」って項目でこの辺のことが
書いてあったな。まぁ世の真理ということなのだろう。
ロバート・B・チャルディーニ
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