世界最大の旅行クチコミサイト「トリップアドバイザー」に投稿されたクチコミでの評価を元にした「行ってよかった美術館&博物館ランキング」(2011年)で堂々の第一位を獲得した大塚国際美術館。あー、行った行った。徳島で渦潮見たついでに。ここ、入場料がバカ高いんだよね。大人3240円だ。
ところで、大塚国際美術館って行かれたことあります?そもそも名前を聞いたことありました?大塚国際美術館の母体は、これからの季節必ずお世話になるポカリスエットでお馴染みの大塚製薬です。
1921年(大正10年)大塚武三郎氏によって、設立された大塚製薬の“生まれ故郷”徳島県鳴門市に今回ご紹介する大塚国際美術館はあります。
一体どんな美術品が展示され、訪れた人々の高い満足度(「トリップアドバイザー」で5段階の満足度評価でも8割以上が5つ星と、他を圧倒する高い評価を得ています)を獲得しているのでしょう。
ここでお断りしておきますが、実は大塚国際美術館には一点も本物の絵画はありません(きっぱり!)それでは何があるのか?答えは簡単、「レプリカ」です。
逆に興味がわいて、旅行の日程に組み入れてみたけど、たしかにここはよかった。振り返ってみると、
私の中での美術館ランキングでも1位かも。全く期待せずに入ったのにね。
元記事書いている人は、大塚国際美術館の魅力は、壁画や移動不可能な作品も、現地の空間を
そのまま再現し立体展示を行っていることや、写真撮影が許されていることなどを挙げているけれど、
私は、この美術館の最大の魅力は、芸術作品の歴史を体系的に学べるところじゃないかなと思う。
えーと、行ったのだいぶ前だから断片的にしか覚えてないのだけど、ここたしか、ポンペイの壁画とか、
赤い塗料で描かれているような原始的な芸術作品の展示から始まり、中世の宗教画が流行った
時代になり、みたいな感じで、歴史の古いところから、時系列で主な芸術作品を高い網羅性をもって
展示しているのよ。 だから、芸術作品を俯瞰的に観られるというのは、この美術館ならではの
面白い体験だと思う。
立体展示もたしかにいいと思う。ルネの庭だか蓮池だかも外に再現して展示されていたと思うな。
そこに陶板で再現されたルネの絵が飾られているなんていうのもここならではだね。
3000円以上の一見バカ高い入場料を払う価値はたしかにあると思う。