好きな絵ではなかったんだけど、やたら予算が掛かっていて絵が綺麗みたいな感じで、結構話題に
なっていたのを覚えている。で、それを作った製作会社が、MAPPAっていう、にわかの私には聞いたことも
ないような会社名だったので、なんだその会社、どこの馬の骨だ?くらいに当時思っていたんだけど、
この記事見て気がついた。MAPPA代表の丸山正雄氏って、アニメSHIROBAKOで武蔵野アニメーション
の社長、丸川正人氏のモデルになった人じゃないか!マッドハウスから独立していたのか!
本当に面白い国産アニメを見続けるために、我々は何をすべきか? ジブリ解散で考えるアニメ業界変化の波
その『バケモノの子』を制作するスタジオ地図は、老舗アニメスタジオ・マッドハウスのプロデューサーだった齋藤優一郎氏が2011年に立ち上げた。齋藤氏は『時をかける少女』以来、一貫して細田守作品のプロデュースを手がけている。そのマッドハウスの、創業メンバーのひとりである丸山正雄氏が11年に設立したスタジオMAPPAも同様だ(こちらのインタビュー掲載・6月27日公開)。16年には、本誌5月号でインタビューした片渕須直監督の『この世界の片隅に』の公開が控える。へー、なるほどね。70歳で独立とかすごいな。
ちなみに神撃のバハムートのアニメをプロデュースしたゲーム会社、サイゲームスの人のインタビュー
記事も前に読んだけど面白かった。これね。
【インタビュー】「アニメ業界の再編に」…何故Cygamesはアニメ事業部を立ち上げたのか? 事業部長に訊く
ソーシャルゲームで儲かっている会社らしいから、金に物を言わせてアニメを作った、みたいな意見も
ネット上にあったような気もするけど、この記事読むと、そんなことはないんだという、この人の本気度が
伝わってくるような記事だった。
制作会社さんを探すところから始まり、話し合いの席でも「こういう作品を作りたいんだ」というビジョンを伝えて、それが理解されなければ諦めて、また別の制作会社さんへ……といった形でしたね。我々は新興のソーシャルゲーム会社なので、正直なところ敬遠されて当然だと思って営業に勤しんでいました。ということで、ゲーム会社であるが故に、ツテもない中、外部問い合わせメールを一通一通送って
ええ。MAPPAの大塚さん(MAPPA アニメーションプロデューサー 大塚学氏)と出会えたのは奇跡だなと思っています。MAPPAの熱量があったからこそ「神撃のバハムート GENESIS」は実現できました。外部問い合わせからメールを送らせていただき、会ってくれたことだけでも感謝しています。
アニメ会社と十分に話し合って、自分たちの姿勢を理解してくれるところを地道に開拓していった
ところとか、
企画をゼロから立ち上げるのはもちろんのこと、アニメ制作会社さんと密にやり取りして、制作にも積極的に介入していきたいと思います。当初から「自分たちでアニメを作りたい」という思いからスタートしているので、単純にスポンサーという形で仕事をするつもりはありません。弊社にそうした製作的な立ち位置のみを求めてくる制作会社さんとは、一緒に仕事はできないかと思います。と、二度にわたって「金だけ出すつもりはない、自分らも身を削って一緒に作品を作る」と言っている
弊社は単純に「ただお金を出してアニメを作ってもらう」という仕事のやり方は一切するつもりはなく、弊社のアニメ事業部を中心としたコミュニティで、世界に通じるコンテンツを一緒になって発信していく環境の構築が目標です。Cygamesと一緒に仕事がしたいと言われる、業界の柱的な存在になれるよう邁進していきます。
ところには、強い姿勢を感じたね。
ということで、当初このインタビューとか読んでもいまいちわからなかったMAPPAという制作会社が
冒頭の元記事を読んでやっとちょっとわかったというのが現在の私の認識。