いや、どう考えてもおかしい！ 上記記事で書いている「日本人が中国をうらやましがる7つの理由」
を抜き出すと、
1、中国は住民税がない
2、中国は固定資産税がない
3、中国では大都市でも車を持てる
4、中国ではごみに悩まされることがない
5、中国は野菜や果物が安い
6、中国の職場は気楽
7、人民元が高価値
とのことなんだけど、ここで挙げた中国の良さを把握している日本人は少ないんじゃないかねぇ。
むしろ、率直に中国には頼まれても住みたくないと考えている日本人の方が多いと思うよ。
ということで、日本人が中国をうらやましがらない7つの理由を挙げてみようかと。
1、中国は言論統制・情報統制がやばすぎる
これはかなり有名な話で、「天安門事件」など特定の政府批判に繋がるワードが検索できなかったり、
言論を厳しく検閲していて、政府に批判的な論者を逮捕するなどの行為が横行していることで、
日本と比べて自由に物が書けないのは非常に不幸な国だと思う。
2、中国は当局が全く信用出来ない
中国の新幹線の事故をなかった事にしたり、余裕で1000人以上は死んでいるはずの天津大爆発を
犠牲者200名ちょっとだと過少に報道したりと、当局による報道が全く信用出来ないのも中国の特徴。
3、大気汚染が深刻なレベルでやばい
これは実際に行った人が深刻に感じることのようだ。深刻なレベルで空気がやばい。
どのくらいやばいかというと、ホテルのアメニティグッズにガスマスクが置いてあったり、
空気宝宝（コンチーバオバオ） という大気汚染指数を表すキャラクターが有名になるくらい。
4、中国では食べ物の安全性が全く担保されていない
これも有名な話。赤ちゃんの粉ミルクに農薬が含まれているとか、日本に輸入されたマクドナルドの
チキンが緑色だったとか、段ボール肉まんだとか例を挙げ出したらキリがない。
5、中国では家電製品の安全性が担保されていない
家電が爆発するとか、日本人の感覚からするとありえない話なんですけど、中国では日常茶飯事
ということで、家電を使っても死なない保証がないというのは怖すぎる・・。
6、中国では建物・設備の安全性が担保されていない
日本では普通デパートのエスカレーターやエレベーターが危険だとは誰も思わないのだが、
中国ではそうもいかないらしい。エスカレーターの床が抜けて母親が死んだ話や、エレベーターが
天井を突き抜けてから墜落したロケットエレベーターの話など、公共の設備や建物までもが
全く安全性が担保されていないことが明らかになっている。
7、人民元も株も価値が信用出来ない
「日本人が中国をうらやましがる7つの理由」の7つ目に「人民元が高価値」とか書いてあったけど、
そんなもん信用できるかよ！つい最近だって中国の株が暴落しかかった時に当局が取った手段は、
「売ることを禁止する」とかいうとんでもない方法で暴落を食い止めたんだぞ！
「売れない株はただの紙だ！」状態じゃねーか！意味分かんない。人民元だって同様だろ。
人民元と世界の基軸通貨の一つである円じゃどっちが信用できるかって誰の目にも明らかだろ。
金利が日本の10倍とか言ってるけど、そんなに金利が欲しけりゃ南アフリカのランドとかトルコの
リラでも買っとけよ！オラオラ、中国の人民元より金利高ぇぞ(笑)
主要各国政策金利 >政策金利一覧
とまぁ元記事に合わせて適当に7つ挙げてみたけど、つまりは日本では当たり前に得られる
言論や思想の自由や、衣食住における安全性の担保が中国では容易に得られないというのが、
日本人が中国をうらやましがらない大きな理由なんだと思う。
あと、これは知っている人も知らない人もいるだろうから7つの理由には入れなかったけど、
農村戸籍という差別制度が中国にはあるよね。詳しくは下記の記事を見るといいけど、
中国人が逃げられない､｢戸籍格差｣の現実
我々がテレビで見たり、日本に旅行に来て爆買いをしているような裕福な中国人は一部なんだよ。
上海とか北京などの都市部に住んでいる一部のね。
中国の6割を占める農村戸籍の人間は、都市への移動を厳しく制限され、都市住民と同じ社会保障は
得られないんだよ。共産主義なのに事実上の階級制度になっているというね・・・。
このへん踏まえると、なんだかんだ言っても日本のほうがだいぶマシ、かなりマシ、超絶にマシな
ことがわかるだろう。