日本マクドナルドの8月の既存店売上高が速報値ベースで前年同月比2.6%増だったことが4日、分かった。昨年7月下旬に中国の取引先で使用期限切れの鶏肉を使用していた問題が発覚し、顧客離れが深刻になっていた。前年同月比で見た場合、影響が一巡する今年8月は、売り上げがどこまで回復するかに注目が集まっていた。19カ月ぶりの増収となったが、増収幅は小幅にとどまった。この記事見たら、マクドナルド復活したんだという印象を持ってしまうけど、引っかかることがあったので、
マクドナルドのIRページ見てみたら、全然復活してなかった。
日本マクドナルドホールディングス「月次セールスレポート(2013年から3カ年記載)」
数字はこの通りで、見るべきところは既存点売上高。元記事は速報値って言っているから、
まだIRのページに2015年8月の数字は反映されていないってことなんだろうね。
で、2014年7月は-17.4%、8月は-25.1%、9月は-16.6%と、去年は使用期限切れ鶏肉事件の直後の
8月が特に減少が著しい状況だったわけよ。それが2015年8月にたかだか2.6%回復したって言っても、
それ、一昨年と比較したら-22%くらいの状態ってことでしょ。全然回復していないんだよ。
単に去年の8月は事件直後で減少幅が大きかったから相対的に浮上したというだけ。
本当に回復したかどうかがわかるのは9月の数値だろうね。ただ、事件の影響が一巡した8月の
数値で2.6%しか増えていないということから推定すると、9月もマイナスになる見込みなんだよね。
素直に計算するとね。
ということで、結論を最後にもう一回書くと、マクドナルドはまだ全然回復していない!