2015年9月16日水曜日

No1ライターヨッピーさんによるPR記事の書き方と考え方の記事が面白い

人気ライターのヨッピーさんにオウンドメディアやPR記事について聞きました「大事なのは目先のお金より面白さ」
さまざまな企業がオウンドメディアを開設しています。SNSなどで話題になり広く読まれる記事を継続的に公開しなければ、と苦労している担当者も少なくはありません。話題になる記事をどのように制作するか、運営する企業などでも重要さが指摘されはじめています*1。また、記事を制作するライター側でも、思うように読まれなかったり、収入がなかなか増えなかったりという課題があるようです。

今回はそういった企業とメディアと書き手の関係について、記事を制作するライターの視点から「今インターネットで最も数字を持っている」と言われるヨッピーさんにお話を伺いました。
この記事いいね。はてなブックマークで観測できるかぎり、今最もバズれる記事を書けるライターは
間違いなくヨッピーさんだと思うけど、彼へのインタビュー記事をはてなの運営が書いたみたいで
かなり面白い。何度か記事内で言及されている、彼が書いた市長とシムシティをやったPR記事とか
神記事なので、もしまだ読んでいない人がいたら読むといいと思う。
市長って本当にシムシティが上手いの? 千葉市長とガチンコ勝負してみた

元記事読んで面白かった部分をメモがてらまとめとこうかと。
・ヨッピーさんは1記事12時間くらいで作る。打ち合わせ2時間、撮影5時間、執筆5時間
・記事で削るべき部分はセンスで判断しているみたい。ウケるウケないを見極める感覚がある
・シムシティの記事は市長にシムシティをやってもらうアイデアはすぐ出たが、実際にやってくれる市長が見つかるかどうかがネックだった
・10万円の仕事をしたいと思ったら、最初は1万円のギャラで10万円の仕事をしなくちゃいけない
・お金よりも面白さを優先させている
・自分のブランディングを意識している
・広告は基本嫌われるが、ネットでは面白く無いとバズらないので、どうしたら愛してもらえるかを考えている
・変なステマやモテ記事みたいなPR記事を各メディアが多いのはもったいない
・メディア運営は手間も暇も掛かる

なるほど。なんか読んでいて今までなんとなく感じていたヨッピーさんの記事に対するスタンスが
改めて見えてきた感じ。やっぱり今までよく見てきたプロ(十分お金を稼ぐという意味で)のウェブライター
とは根本的にスタンスが違うんだなと。

私がイメージするプロのウェブライターって、被害事例があるようなレーシックを平気で宣伝する
ホリエモンとか、血液クレンジングとかいう医学的根拠の無い危険行為を宣伝するはあちゅうとか、
アフィリエイトで稼ぐために不快な炎上ばかりさせているイケダハヤトとか、ああいうのばかりで
かなりイメージ悪かったんだよね。

何が不愉快かというと、「金のために嘘の情報を伝える」のが不愉快なんだよ。事実を捻じ曲げて、
正しい判断をするには害悪となる情報を垂れ流すのが今まで見てきたウェブライターのイメージ
だったんだよね。世にあふれているアフィリエイト記事といったものもそういうものが多い。
正しい情報ではなく、アフィリエイト報酬が高い順でランキング記事を作っているとかね。

ヨッピーさんとか、元記事内で名前の挙がっていたライターとかは、スタンスがまるで違って、
面白い記事を作ってバズらせるというのを目的にして記事を作っているから、今まで多く見てきた
ライターの記事にあった嘘の情報による不快感がないのだなというのが改めてわかったよ。