早稲田大学による元理化学研究所研究員の小保方晴子さんの「博士号」取消しについて、小保方さんは11月2日、代理人の三木秀夫弁護士を通じて、「今回の決定には失望している」というコメントを報道関係者向けに公表した。これねぇ、たしかに「結論ありき」の判断というのはあるだろうけど、とは言え合格にする要素も
撤回された「STAP細胞」論文の筆頭著者だった小保方さんは、2011年に早大で博士号(工学)を取得。その後、小保方さんが提出した博士論文について、文章の盗用などの指摘があいついで、早大が調査をおこなった。早大は昨年10月、約1年の猶予期間を設けて、その間に博士論文が適切なものに訂正された場合、「学位(博士号)を維持する」としていた。
公表されたコメントによると、小保方さんは猶予期間内に、修正論文を提出したが、その後の指導教官とのやり取りは1回だけだったという。それにも関わらず、不合格と判定されたうえ、意見を聞き入れてもらえなかったとして、小保方さんは「当初から不合格を前提とした手続きであり、とても不公正なものであったと思う」として、今回の決定を批判している。
何一つないだろ。だってさぁ、
・意図的で悪質な論文の盗用や改ざんがあった
・本人や他の世界中の研究者も含めSTAP細胞の存在を証明することができなかった
・1年間もの猶予があったにも関わらず、博士号が認められるクオリティの論文を完成できなかった
わけでしょ。1年だよ!もしね、博士号に合格するに足る十分な研究結果・データは既にあって、
単に書き方が未熟なだけだったというのであれば(そんなわけねーけど!)、そのデータをまとめる
だけなんだから、どう考えても1年なんてかからないだろ。今から実験をおっぱじめるんじゃないんだから。
それが、
また、今回の修正作業は、入院中、加療中での修正作業となり、思考力・集中力などが低下しており博士論文に能力を発揮できる健康状態ではないとの診断書を大学に提出しておりましたが、ほぼ6年前の米国に保存されている研究資料を提出することなどを求められ、しかも厳しい時間制限等が課されるなど、心身への状況配慮などは一切なされず、むしろそれが不合格の理由にも採用されました。とか、さらに病気を盾にして1年の期間をさらに延長しろとか、どう考えてもおかしいよね。
まぁこの期に及んでもこんなことを言える神経をしているところが、一人の優秀な研究者を
実質的に死に追いやりながらも、生き残ることができたゆえんなんだろうね。