アニメの聖地に人が集まるという話は昨今さほど珍しくもないが、移住者まで出したとなると尋常ではない。「アニメで町おこし」の世にもまれなる成功例として大洗には全国から視察が相次いでいるというが、大洗町商工会の大里明さんは「どうやったんですか、と聞かれると少し困る。狙ってやったわけじゃないから…」と苦笑いする。「まず作品がヒットしないと人は集まらない。来てくれた人が楽しめるような工夫はしたけど、どうやって人を呼ぼうかとか、そんなに考えていませんでした」これねぇ、難しいよねぇ。前にこんな記事書いたんだけど、
どうも町おこしとは対極にあるような商売っ気のないセリフだが、この“商売っ気のなさ”こそが大洗の魅力だとファンは口をそろえる。ある常連の男性は「他の聖地にも行ったことはあるが、観光地みたいにお金を使ってもらおうとしている感じがあった。それが大洗だと、何も買ってないのに店先で何時間も話ができる。ただただ歓迎してくれているのが伝わるから、すごく居心地がいい」と話す。最近はガルパンに関係なく、大洗に来ることそのものが目的になりつつあるという。町おこしを前面に出さない姿勢がリピーターを生み、作品を超えて町の魅力を知ってもらうきっかけになっているのだ。
アニメで町おこしをしたいなら、殊更に町おこしを狙ってはいけない。かといって無関心もよくない。さじ加減は非常に難しく、やはり狙ってできるものではないだろう。長年お客と向き合ってきた大洗の“おもてなし力”が、今まさに花開いている。なぜかお店に寄るたび持たされるお土産を両手に抱えて商店街を歩きながら、しみじみとそう感じた。
アニメと連携した町おこしの成功事例と失敗事例をまとめてみる
狙ってやった輪廻のラグランジェとか大失敗しているからね。アニメによる町おこしなんて、
そうそう狙ってできるものじゃないとは思うね。まずは作品がヒットしないとどうにもならないからね。
でもヒットした作品に積極的に協力していくみたいな、花咲くいろはやあの花の例もあるから、
町として作品に協力していくみたいな姿勢は必要という、ホントにさじ加減が難しいところだね。
まぁ、ガルパンを手がけた水島努監督や花咲くいろはを手がけたP.A.WORKSにお願いするのが
鉄板じゃないのかという感じもするけど、じゃあ水島努監督とP.A.WORKSが手を組んだSHIROBAKO
が成功したかというと、アニメとしては完全に成功しているんだけど、町おこしとして話題に上がる
ことがあるかというと、全く聞かないなぁ。そもそもSHIROBAKOの聖地ってどこだ?
[SHIROBAKO]聖地巡礼【武蔵境編】(2014/11/23 追記)
SHIROBAKO 舞台探訪 (聖地巡礼): JR 中央線 武蔵境駅および周辺
適当に検索したら、どうやら武蔵境らしい。武蔵境に人が殺到しています的な話は聞かないなぁ、
少なくともネット界隈では。
だから、町おこしのためには作品がヒットすることは絶対条件だけど、作品がヒットしたとしても
それだけじゃ町おこしができるとは限らないということだね。で、元記事の人も言っていたけど、
聖地の人が商売っ気を出し過ぎると、ファンはドン引きすると。
だから作品のファンを歓迎してもてなすことに徹して、そろばんを弾いちゃいけないよって結論に
なるんだろうね。花いろの地元の湯涌温泉の人たちのもてなし力とかすごいよ。花いろ作中の
湯涌温泉の名前である「湯乃鷺温泉」行きとして臨時バスをお祭り時に出しているくらいだからね。
アニメ発のお祭りが完全に定着してる!「新幹線客「花いろ」に酔う 湯涌ぼんぼり祭り」
ポニーキャニオン (2015-10-07)
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