限界集落の人は「貧窮の中で暮らしてる」わけではなく「ちゃんと食っていけて貯蓄もある」場合もあるし、実はそれが問題なのだという解説
限界集落化した町は、こうした商業貴族連合と鉄板の資産を持つ漁業家と農業家の支配下に置かれます。店や土地・漁業権などを持たない人々は「何でも屋」として色々な仕事を兼業します。彼らも彼らで実はちゃんとやっていける。年を取るとお金がありますから都会のマンションを購入します。
— オッカム (@oxomckoe) March 25, 2024
福祉研究をしている先生に聞いたのですが、システムとして福祉が機能するのは人口2万人からだとか。私の経験と一致しています。1万人を切ると市場原理は機能しないので、物物交換の世界に入ります。既得権を持つ住民は実は美味いものを極めて安い価格で手に(口に)入れています。
— オッカム (@oxomckoe) March 25, 2024
あー、これ、島根県の津和野町を観光したときになんとなく感じていたことだ!
津和野町は古い町並みが綺麗なところで、道の側溝では大きな鯉が泳いでいるようなゆったりした雰囲気の場所なんだけど、なんか特定の一企業が主要な場所や産業を独占している感じの「貴族の町」的な印象を受けたんだよね。
翌日に同じく古い町並みが特徴の山口県の萩を観光したんだけど、萩にはその雰囲気がなかったのよ。普通にいろんな店がある感じ。あと明らかに萩市の方が商圏が大きい感じがした。
じゃあそれぞれの人口を見てみましょう。
上記によると津和野町の人口は2020年時点で6875人、萩市の人口は2023年9月末時点で42961人。
なるほど、たしかに上記の人が書いている人口2万人や1万人のしきい値を萩市は超えていて、津和野町は下回っているな。そのへんのしきい値によって町の性質が変わるということだね。