一筋縄ではいかない火消しふ~ん、なるほどね。元記事の本題の方は、どうやら津田大介氏が美味しんぼ作者の雁屋哲氏を
さて、この手の炎上は私も少なくない回数経験があるわけですが、個人的な経験でいうと炎症を防ぐためには大体2つの道筋があって、ひとつが「完全降伏してお詫びし、暗雲が去って粘着だけが残る形にして『騒いでいるのは少数』であるというモードにもっていく」か、「正論を見つけ出して徹底的に抗弁して、ネットの中から『まあ、津田の言いたいことも分かる』という人が出てくるのを待って賛否両論になるまで粘る」かのどちらかを狙っていくことになります。
一番危険なのは「嵐が過ぎ去るまで待つ」方法であって、これは上杉隆から岡田斗司夫まで多くの炎上経験者が、最後まで納得いかない人たちからの攻撃に晒され続けるという悪手となってしまったことはご理解いただけると思います。
自分の放送に呼んでデマをまき散らして炎上しているって内容みたいだけど、そっちには興味ないや。
むしろ上記で引用した、ネットで炎上した際の火消しの方法の方に興味を持ったわ。
これ、たしかに「嵐が過ぎ去るまで待つ」方法って、炎上案件を振り返ってみると確かに悪手だね。
上杉隆氏の炎上案件っていうのが何だったのかは覚えてないけど、岡田斗司夫のは覚えてるわ。
こいつ、エヴァやナディアなどを作ったGAINAXっていうアニメ制作会社の社長だったと思うけど、
その権力を利用して、何十人もの女性に関係を持つように迫るというクソみたいな行いをして、
嘘もホントも入り混じった愛人リストまで流出したにも関わらずだんまりを決め込んだって奴なんだけど、
その結果どうなるかっていうと、確かに人の噂も七十五日という言葉がある通り、時が経てば炎上
そのものは収まるんだけど、その炎上を見た人の間には、極めて不快なマイナスの感情というのは
残り続けるんだよね。つまりマイナスのブランディングが固定化してしまうんだよ。
同じような例が他にもあって、はてなブックマーク界隈で有名らしい、ネットナンパ師だかなんだか
知らないけど、otsuneこと大常昌文(おおつねまさふみ)って奴も、女性から金を借りてヤリ捨てにした挙句、
その女性は嘘を付いているみたいなことを周囲に撒き散らしつつも、ネットではだんまりを決め込む
みたいなことをやっていたけど、それも結局、75日経って炎上が収まっても、吐き気を催すほどの
嫌悪感は消えずに残り続けたね。やっぱりマイナスのブランディングが固定してしまったわけだ。
やまもといちろう氏がネット炎上の火消しの正しい方法として書いている、
1.完全降伏してお詫びする
2.正論を見つけ出して徹底的に抗弁して、ネット上で賛否両論になるまで粘る
に関しては、たしかにそれぞれ事例があったと思う。振り返ると確かに火消しになっているわ。
1の完全降伏してお詫びする方法は、ココロコネクトっていうアニメの炎上事例があったと思う。
アニメ「ココロコネクト」が炎上 悪趣味すぎるドッキリ企画に「いじめ・パワハラ」の声
公式の釈明でもまだ終わらないココロコネクト騒動
これは声優の市来光弘氏に偽のオーディションを受けさせ、6月の先行上映イベントに市来氏を招くと、
ステージ上で「実は声優ではなく宣伝部長のオーディションだった」とネタばらしをしたという悪趣味な
企画が原因で炎上してしまった事例なんだけど、もろもろ途中、経緯はあったものの、結局出演声優らが、
謝罪の声明を出したことで、徐々に沈静化したという記憶。さすがに声優自体はねぇ、そんなに悪くは
ないし、謝られてしまったらかわいそうになってくるわ。作品自体はそんなに悪くなかったのに。
まぁこれは本当は責任者のスターチャイルドの太ったプロデューサーこそが謝る案件なんだけど、
彼は最後まで自分の名前を出さなかったというのは、偉いだけで下に責任押し付けるやつなんだな
という印象として残ってしまったけどね。だんまりを決め込むとやっぱり悪印象は残り続けると。
で、2の事例は現在進行形であるね。kadongo38こと角川ドワンゴの川上量生会長が在特会としばき隊
を巡る案件で炎上しているけど、反論をしている。
反ヘイトスピーチをさけぶひとたちがいかに危険か。今回もいいサンプルだよね。何度も何度も在特会もしばき隊もクソで賛同できない、でも両者の発言の権利は守るべきというのがぼくの持論。その文脈で在特会の発言だって100%嘘じゃないでしょ?といった瞬間にネトウヨ認定されてレッテル貼り攻撃。
— kadongo38 (@kadongo38) 2015, 5月 26
正直私もヘイトスピーチに関するどっちの立場が在特会で、どっちがしばき隊なのかよくわかって
いないのだけど、両方共クズっぽいのはなんとなくわかるwww。 でも発言の権利は守られるべき
という意見にも賛成。まぁこの人は自分なりの一本筋の通った考えを持っている人のように思うので、
2の自分が正論と信じた論理を訴え続けるという方法は向いているのだろう。
ということで、ネットの炎上に関しては、悪いと思ったら謝る、悪くないと思ったら徹底的に反論を
するのが正しい対処で、だんまりは最悪の手でネット上に悪印象を残し続けることになるってのが
結論になるね。