「プレイヤー・セオリーで考えると、この提携劇に登場するプレイヤーは、楽天、ヤマト運輸、既出店者と出店希望者、そしてコンビニです。それから表面に現れていないが、ヤフー・ショッピングがいます。2013年10月にヤフーが出店料を無料としたことで、楽天市場との競合関係に激震が走りました。出店事業者数で見ると、それまで1万数千店台で推移していたヤフーは、1年の間に10倍以上となる19万3000店を達成して、15年6月末時点では28万店を超すに至っています(ヤフー広報公表数値による)」んー、これねぇ、ヤフーのほうがうまくいってないんだよね。楽天はもはや出店料というより広告費で
『本当に使える戦略の立て方 5つのステップ』(山田修/ぱる出版)
楽天の出店料は月額1万9500円からとされているが、種々のオプションなどを付けると年間出店料は実質58万2000円に上るという報告もある(5月29日付サイト「楽天出店で失敗しないために<楽天逆転プロジェクト>」記事より)。
一方、それまで4万2000弱の出店事業者を誇っていた楽天ではそれがピークとなり、15年3月末では4万589(ネットビジネス・アナリスト横田秀珠氏の推計による)と漸減しつつある。楽天としては、どうしても既出店者や出店希望者を誘引する、目新しいプログラムが必要となったのだろう。
稼いでいるような状態だし、店舗数も品数的には十分あるから、あとはユーザーがさらに増えていけば
よいだけなんだけど、出店料無料のヤフーは店舗数増えても全然収益にはならなくて、店舗数とPV増加
による広告料の増加を見込んでいたんだけど、そこが見込み通りにはなっていないから、残念ながら
無料化施策は失敗してしまったという感じ。
だって考えてもみなよ。ユーザーからしたらろくでもない商品ばかり出すろくでもない店舗ばかりが増えて
検索のノイズが多くて使い勝手も悪いサイトと、資金力のある店舗がしっかりした商品を激安価格で
販売しているようなサイトのどっちで買いたいよ?クソ店舗ばかり入れてもしょうがないんだよ。
昔クソゲーばかり出していたアメリカのとあるハードが滅んでしまったのと同じ理屈だよ。
店舗からしても、無料で出せるとなれば、新規店舗は出店するけど、既存の優良店舗は、へんな店舗に
紛れて埋もれてしまうので損失でしかないし。店舗数だけ見て楽天ヤバイ、ヤフーすげーと短絡的な
判断をしてしまっているのが、さすがは会社名にMBA付けて喜んでいるMBAコンサルタント(笑)という感じ。