秘伝・読書感想文克服法 村上さんにおりいって質問・相談したいこと
読書感想文を書くのが苦手な読者からの質問に、よくぞ訊いてくれたと読書感想文を書くのが大得意の
村上春樹氏直伝の攻略法が面白い。
よくぞ訊いてくれました。僕は昔から読書感想文を書くのが得意でした。読書感想文を書くコツは、途中でほとんど関係ない話(でもどこかでちょっと本の内容と繋がっている話)を入れることです。それについてあれこれ好きなことを書く。そして最初と最後で、本についてちょろちょろっと具体的に触れる。そうするとなかなか面白い感想文がすらすら書けます。やってみてください。なるほどね。本の内容のあらすじを延々と書いていても、ちっとも面白くならないから、途中で内容とは
離れた話を入れ込めば、それはおそらく自分の意見みたいなものになるだろうから筆も進むし、
オリジナリティも出るから読んでいて面白いものになるということかな。
そういえば、これって起承転結で言う「転」に当たる部分になるのかね。
「起」が話の始まりで、「承」で話を膨らませる、まではいいとして、「転」で話に変化を入れる、なんて
学生時代聞いたことあったけど、そんなこと言われてもねぇ、変化を入れるって何だよ、難しすぎるだろ!
って学生時代は思っていたけど、読書感想文の途中で一見関係のない、でもちょっと本文に関係している
ような話を入れれば、自然と話に変化が入るし、それと本文をつなげた結論を書いてまとめれば、
まさに起承転結の出来上がりとなるな。
ってことで、私のこの記事で言えば、最初の村上春樹氏の読書感想文のコツの引用部分が「起」と「承」
で、少しそれとは離れて自分の意見を持ってきた「起承転結」の話題が「転」に相当し、今まさに書いている
このまとめの部分が「結」になると。この構成は確かに面白いかもしれない。