あ・・あれ？さっき劇場版「KING OF PRISM by PrettyRhythm」、つまりキンプリの映画を観てきた
んだけど、これ、もしかして腐女子向け？？ちょっと混乱してるわ。
私は映画観るときは面倒くさいので前提知識はろくに仕入れず(ネタバレが嫌とかじゃなく単に面倒なだけ)、
観に行くことが多くて、今回もプリリズの映画がやってるってのをさっき知ったから観に行ったという
感じなんだけど、本編と映画の想定ターゲットがまるで違うところに驚いている←イマココ、という感じ。
まぁせっかくなので感想を書きましょう。まず、私が観に行ったのはド深夜の回だったから、さすがに
ガラガラだったんだけど、お客さんは男性が8割くらいだった。うん、プリリズ本編の客層から考えると
そんなもんだよね、多分。
そもそものプリティーリズムシリーズは、１作目のオーロラドリームで玩具の販促してたので分かる通り、
女児がメインターゲットなわけで、2作目のディアマイフューチャーでさらに対象年齢を下げ、
3作目のレインボーライブで対象年齢を上げた(というか全年齢向けにした)という感じだったと
思うけど、あくまで大きいお兄ちゃんと一部のお姉さま方は付属で付いてきているもの、というのが
私の認識だったわけよ。
ところがだね、今回のキンプリを観たら、誰もがわかるとおり、完全に、完全に、完全に腐女子向け
なんだよ。だって、今回の主人公の一条くんが、のっぺからOver The Rainbowのライブ観て、裸で
感じてるとかどう考えてもおかしくね？
ちなみにトレーラームービーから取った冒頭の画像の上、男だからね、名前のテロップ見りゃわかるけど。
つまり、男と男の絡みということよ。
一部ちょっとだけ乙女向けもあったけど。Over The Rainbowの3人のそれぞれのプリズムジャンプシーンで
女性目線で彼らと絡むシーンはあるんだけど、女性の顔が暗くなっている演出はフッｗｗてなった。
乙女ゲー演出ｗｗｗ。まぁそれは一部だけね。
とまぁ、こうして見ていくと、プリリズ本編で完全に女児向けと副次的に大きいお兄さん向けだと
思っていた作品が、映画観てみたら今そこに完全に腐女子向けの作品が上映されているという
事実に愕然としているわけよ。
でも、これトレーラームービー観たら、それわかるな。腐女子向けかどうかは分からないにせよ、
どう観ても女性向け恋愛ゲームの構成だもの。いろんな種類の美男子が登場するところが。
あれ？これ、ストーリーの流れ自体はほとんどネタバレになってね？まぁいいけど。ストーリーの
意外性を楽しむというより、男どもの絡みを楽しむ作品になっているからね。
登場人物は、ヒロ、コウジ、カヅキの3人に加えて、後輩の男キャラが何人も出てくるのと、
聖、冷、仁も出てくる感じだから、レインボーライブの男キャラは全部出てくるね。逆に女性キャラは
ほぼ出番ないです。ジュネが聖とともに記憶を失った修道女として一瞬出るくらいかな。
ちなみに主人公らやヒロ、コウジ、カヅキは、氷室聖が主宰をやっている赤字垂れ流しの慎ましやかな
エーデルローズに所属しているという設定。本編の悪の巨大組織みたいなエーデルローズとは
正反対のいいエーデルローズになってるｗｗｗ。
で、法月仁がシュワルツローズとかいう、本編のエーデルローズの強化版みたいなの立ち上げて
相変わらず悪役やってて吹いたわｗｗｗ。
そして終わり方。トレーラームービー観れば、どういう方向に話が動くかは大体わかるとは思うんだけど、
まぁそこはあえて書かないが、主人公の一条シンが立ち上がったところで終わっちゃうんだよね。
えっ、これから始まるべきシュワルツローズとの戦いは？ってところで。
完全に続編前提じゃないか！てか、予告編的なものを最後に載せて終わってるし。でも続編日程は
特に示されていないという・・・。なるほど、観客の反応次第で続編やるかどうか決めるってことね。
あと、映画観に行ったらなんか「PRISM KING CUP次世代プリズムスタァ選抜総選挙」のシリアル付き
投票券ってのをもらったんだけど、これどうしようかねぇ？
http://kinpri.com/kingcup/
正直今回の限られた尺の中での活躍では、敵の若手の強敵で、カヅキと互角の戦いを繰り広げた
大和アレクサンダー一択じゃねって思うんだけど、他の人はどう思うんだろう？この戦いで男子の
プリズムジャンプの特徴がよく出ていたけど、やっぱり力強いね。個人的にはチュッチュハグハグ
しているアイドルジャンプより、カヅキやアレクサンダーの力強いジャンプのほうが好みだわ。
あとは、本編のりんねちゃん枠に相当するっぽい謎の少年、如月ルヰ(きさらぎるい)も不思議な
魅力を醸し出していたけど、やっぱり尺の都合上、今後に期待という感じかねぇ。街中の川辺に
なぜか蛍が舞う中出てきた演出はなかなか謎めいていてよかったとは思うけど。
あ、そうそう、映画観ててすごく気になったのが、監督は菱田正和なのに、脚本が青葉譲になって
いること。いやいや、それ同じ人じゃん！これ見りゃわかるけど。
菱田正和 - Wikipedia
なんか監督と脚本で名義を変える主義とかがあるのかね？アニメーターの織田広之さんが、
イラストレーターのときはかんざきひろ(俺妹の挿絵描いている人ね)を使うみたいな。
ということで、いろいろ書いたが、腐女子向けだとわかって観に行くならよいんじゃないかな。
そういえば・・・今、自分の書いたレインボーライブの記事見返したら、一番PV多かったのこれだったｗｗｗ。
レインボーライブ31話がホモ回過ぎて一体これ何のアニメなんだろう・・
ってことはだよ、細々とやっている私のブログですらこの状況なわけだから、そもそもレインボーライブの
本編やっていた時代から、実は腐女子向けのネタに対する反応が世間的にも高くて、それを運営が
汲みとって今回の企画に至った可能性は大いにあるね。だって今はツイッターやニコ動などで
反応わかるじゃん。
まぁ私も別にまとめサイトとかじゃないから、毎回感想を書くとかはしていなくて、よっぽど面白くて
書きたい時にしか感想書かないから、この回は私にとっても面白かったということなんだけど。
この時も脚本書いたの監督か。あとぶっ飛んだ脚本で有名な本田雅也さんね。なるほど。
あとは、下記で言うとうたプリ、黒子、スタミュ、美男高校などの円盤売上を観てもわかるように、
アニメDVD・BD売り上げ一覧表まとめWiki - 年別/2015年
昨今の女性向けアニメのヒットで、実は女性のほうが実際にお金を落とす傾向にあるというのが
認知されてきているというのも、この方向にした背景に関わっているかもしれないね。
ということで、一通り感想も書いたし、アレクサンダーさんに投票してくることにしよう。
Over The Rainbow (cv.柿原徹也・前野智昭・増田俊樹)
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