実際、監督降板直後あれだけ騒ぎになったにしては、アンチを含めたネガティブ発言だけでなく、そもそも「ケムリクサ」と「けもフレ2」への反応や関心自体が「けもフレ」1期のヒット時より、かなり薄くなっている印象を受けました。恐らく、当時あれだけ熱狂していたファンの中には、もう作品情報すら追っていない人や、「『ケムリクサ』と『けもフレ2』って今期だったっけ」くらいの感覚の人も多くなってしまったのでしょう。「だって、たつき監督じゃない『けもフレ』なんてもはや『けもフレ』じゃないし」という気持ちや、「自分が見たいのは、かばんちゃんの物語だから」と言いたい気持ちも分かります。ですが、そう言い捨てて「ケムリクサ」を含めたその後の展開を気にかけることさえしていないのは、そもそも既に、それだけ「けもフレ」自体への熱が冷めてしまっているということでもあると思うのです。これね、もはやどっちもヒット作ではなく、好きな一部のファンが見るものになってるんだろうね。
平和的に思える今回の両作品への反応は、かつて「優しい世界」に心を動かされた「けもフレ」ファンならではの行動だなと思わされました。しかし、その反面、既に「けもフレ」熱が冷めてしまっているということの表れなのかもしれません。だとすると今回の反応は、あれだけ話題を呼んだコンテンツの現状としては少し寂しいものを感じてしまうのです。
もう自分はどっちも見てないもの。ケムリクサは面白かったら見続けただろうけど、あんまり合わず切ってしまったね。2の方は経緯を踏まえると見る気にもならなかった。アンチコメントすらすれば応援になっちゃうからね。
両方共曲はいいと思うのだけどね…。