2013年4月19日金曜日

「因果関係がないのに相関関係があらわれる4つのケースをまとめてみたよ」が面白い

http://d.hatena.ne.jp/takehiko-i-hayashi/20130418/1366232166

お、これはいいね。前に「自閉症増加とオーガニック食品消費量増加の相関」なんて例があって、
http://togetter.com/li/484203
そんなもん因果関係あるわけねーだろって思っていたが、その理由をうまく説明できなかったが、
今回のまとめのお陰でなぜかを上手く説明できそう。

4つのケースというのは、
・偶然によるケース:サイコロ2つ何回か振ったら偶然同じ目が続けて出たよ
・因果の流れが逆のケース:交通事故多発注意の看板と該当箇所の交通事故発生件数
・因果の上流に共通要因があるケース:自閉症増加とオーガニック食品消費量増加
※上流の共通要因は人口増加
・因果の合流点において選抜/層別/調整されてしまっているケース(要は選択バイアス):
実技と学科の合計700点以上が合格の美大における合格者の実技点数と学科点数の関係
※合格者は合計700点以上なんだから実技高い人は学科低いことになりがちだが、それ合計700点
以上の人に絞られているからだよね。


これ、因果の向きが逆のケースは結構難しくて、交通事故看板の例は、看板が多くなると
事故発生件数が多くなるなんてわけないだろ、逆だよ逆、ってすぐわかるが、サンゴの生存率と
サンゴの捕食者の個体数の関係とかになってくると、捕食者が多いからサンゴが生存率が低い
のか、サンゴの生存率が低いから捕食者が多いのかわかりにくかったりする。
現象について深い理解があることが大事ということ。