2013年4月11日木曜日

惡の華のあのアニメ化の形に原作者が乗り気だったという元ネタ

http://natalie.mu/comic/pp/akunohana

ナタリーの上記記事が元ネタ。私はアニメ1話を見て知ったにわかタイプだが、
原作漫画を見ていた人からは原作レイプとか賛否両論らしい。確かに不気味で超キモい。
それらネット上の評判の中に原作者はむしろ乗り気というコメントが見られたので調べて
みたら、上記の記事がソースのようだ。

この記事、かなり面白い。あの役者が演じた映像を実写トレースするという手法のやたら
きもい映像の「ロトスコープ」にどうしてしたのかとかそのへんの経緯も詳しく書かれている。


ちょっと長いのでまとめてみると、原作者の押見修造さんと監督の長濱博史さんが対談していて、

・監督は一度アニメ化のオファーを断った。萌え絵で表現するより実写のほうが向いていると
思ったから。

・再度オファーを受けた時、実写トレースの「ロトスコープ」なら面白くできると思って受けた

・ロトスコープは作画をカットできないからやたら大変(省略すると不自然になってしまう)

・この話は原作者が何か違うものを見ていて、それを漫画に落とし込んでいるのではないかと
監督は考えていた

・原作者は上記監督の発言にその通りすぎてひどく驚く。彼は脳内で見たものを漫画に起こして
いるという感覚でこの話を作っている

・原作者「最初お会いしたときに「この作品がやりたいことってつまり『太陽を盗んだ男』でしょ」
って言われて。僕としてはそれだけで、監督が「惡の華」を正しい方向に導いてくれるって確信を
持ちました。あと「このアニメで視聴者に傷痕を残したい」とおっしゃっていたのもまったく同意
ですし。そういう信念的なものがわかってもらえていれば、あとは言うこと無いです。」

・監督「「なんじゃこりゃ」ってなるように作ってますから、恐らくたくさんの人をふるいにかけること
になると思うんです。「気持ち悪いからもう見ない」「こういうの大嫌い」って人も出てくるでしょう。」

・原作者「「惡の華」を他人事ではないと感じてくれている人には、絶対面白いアニメだと保証
します。一方で「仲村さんハァハァ」みたいな、キャラ萌えみたいな感じで読んで下さっていた
方は、裏切られるんじゃないかな。」


これはすごい、原作者完全にノリノリじゃないか。その理由は、元々あれは、漫画として
描いたものと言うよりは、作者の脳内映像を漫画に落とし込んでいるだけなので、むしろ
実写のほうがしっくり来るという感覚なんだろうね。


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