2013年7月19日金曜日

2期赤字の責任とって社長から会長になった島耕作って富士通の秋草みたいな奴だな・・

これ読んでて意味不明だったんだけど、
島耕作が社長退任 入社から43年、赤字で引責
社長、島耕作が大手家電メーカー「テコット」の2期連続の大幅赤字の責任をとって社長を
辞任し、会長になるらしい。う・・うん・・何言ってるのかがよくわからん。そしてこんなの現実に
あったなぁ、富士通で。

富士通に秋草直之という人物がいたんだけど、まぁ何やったかというと、彼の社長時代に富士通
社内に成果主義を導入したのよ。その結果、うまく機能せずに社員のモチベーションが低下して、
富士通の業績を著しく悪化させ、社長を退任。でどうなったかというと会長に就任して院政を振るう
始末。意味分かんないでしょ。このへんの経緯に関しては、富士通に東大から新卒で人事部に
入社した(つまりエリート)城繁幸氏の下記著作が詳しい。

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)
城 繁幸
光文社
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てかかなり昔の本で、もう中古しかないみたいだけど、内容覚えている範囲でまとめると、
・人事部自体、成果主義制度を導入することが目標になってしまった(成果主義の功罪は評価対象外)
・成果評価と言っても相対評価(良い評価をもらえる人数が決まっている)なので、目標達成しても悪い評価とか全然ある
とか。やばい・・あんまり覚えてないや。ただ、一橋大卒の友人がこの時代に富士通に新卒で
入社しているのだが、彼は入社早々トップ営業だったらしい。なぜかというと、やっぱり実態は
学歴で振り分けていて、彼は最初から売上の高い大口顧客を持たされたから、最初から売上
目標を大幅達成。そして通常大学卒のソルジャー要因は、頑張っても売上が上がらない小口客を
持たされて目標未達、みたいなそんな状態だったらしい。もうなんか、目標制度が機能してないね。

と、なんかほとんど富士通の話になっちゃったけど、結論としては、社長辞任して会長就任とか、
まじ意味わかんねぇ、って感じ。

社長 島耕作(15) (モーニングKC)
弘兼 憲史
講談社 (2013-04-23)