「中山成彬議員は維新から出て行ってもらう」橋下代表
日本維新の会の橋下徹共同代表は23日、同党の中山成彬衆院議員が6月のインターネット討論番組で橋下氏について「私は代表と言わなくて市長と言っている。代表と認めていない」と発言した、として「中山議員は仲間だと思ってない。維新の会から出て行ってもらう」と、27日の執行役員会で離党を求める考えを示した。
これに関して中山成彬議員はツイッターで反論。
https://twitter.com/nakayamanariaki/status/359642828571283458
今、マスコミから電話があった。私が橋下氏を代表と認めていないと言っているがとの質問に対し、橋下代表がそれなら党を出て行ってもらっても結構と言ったが、どう思うかと。私はそんな事は言ってない。役員会で是非参院選に出て欲しいとは言った。マスコミは維新の会を分裂させたがっているのだ。さて、マスコミと中山議員本人、どちらの言っていることが本当なのか、元ソースを確認してみた。
2013年6月15日のチャンネル桜の討論番組「発足から6ヶ月!安倍政権の評価」 32分20秒辺りから。
ちょっと一部を切り取って誤解が入ると嫌なので、該当箇所の中山議員の発言全文を正確に載せる。
中山議員「よろしいですか?まぁ、皆さんがたの話を聞いててですね、本当に申し訳ないと、
まぁあのね、あの代表としていただいているから、まぁ言えませんけども、ホントにあの、橋下、
私は代表ではなくて市長って言ってるんですけどね、代表って認めてないものですから、まぁあの、
発言っていうのは個人的にもそうですけれどもね、ホント日本のためにもね、大きなマイナスだった
なーと思ってね、ホントに残念なんですよ。まぁしかしね、まだあの諦めたわけじゃありません。
まぁ日本人ってのはね、こうバランス感覚が働きますから、まぁ自民党はね、こう、ばっかり勝っても
いかんなっていうことになったときに、じゃあ民主党かと、回ってみるとやっぱり民主党にはがっかり
したとひどいということ、また国民わかってますから、だから私はね、今一生懸命党内で言っている
のは、この参議院選挙ね、何を打ち出すんだと、維新らしさっていうのは何か、これもあの、産経新聞
にも誰か書いておりましたね、自民党を超える、超自民党的な政策を打ち出すべきじゃないかと、
まぁいうことで、まぁ今党内でいろいろ私も言ってんですけど、まぁだから例えば憲法の問題もですね、
これはやっぱり、自主憲法の制定なんですよね。要するにこれは、私はもう、憲法改正がもう終着点
じゃないと、これはまぁ一つの象徴だと思ってんですよ、日本国が自立する一つの象徴としてね、
だからどうしてもこれ改正しなきゃ日本がダメだっていうことではなくて、もうすべてのことやって、
その、あの明かりとしてね、憲法の、自主憲法の制定でもいいと、ぐらい思ってるんですけども、
安倍自民党もね、やっぱりこれ今、はっきり言って安倍さんも、こうね、後退気味ですよ。だから
維新の会はさらにより深く、一歩踏み出して、日本をこういう国にするんだ、だから例えば今ありました
自主憲法の制定ですけど、やっぱり防衛費もね、防衛もしっかりやりますよと、だから先ほど
言いましたけど、国土強靭化じゃなくて国家強靭化、国民強靭化だと、私今維新の、なぜ維新の会に
いるのかなぁと思って、こう考えてみるとですね、やっぱり明治維新とどうしても引き比べてしまうんです。
私は今平成の維新のまっただ中にいるわけですから、明治維新のね、殖産興業、富国強兵と、
こういうことをやっぱりしっかりやっていくということがね、あのとても大事なことだと思って今、
党内でそういうことを言ってんですけれども、今日も平沼さんに言ってきたんですけれども、やっぱりね、
あのー橋下さんにね、責任とってもらわなきゃいかんと、だから彼はもう出ないと言ってるんですけど、
彼を出させる、もしね、出ないであのー、負けたら、もう責任取らせてやめさせると、やめさせられますよ、
だったらね、出るべきだと、あれだけ言ったんだから、やっぱりね、それを自分の主張をちゃんと
貫くとして全国比例代表に出るべきだと私は思って最後までね、そういうふうにやっていきたいと
思ってますけど、やはりあの、維新がね、頑張らないかんと思ってますよ、まぁあの、はっきり申し上げて、
あの、なんですか、みんなの党の渡辺喜美さん、あの人は私信用しません。あれほどね、なーんか
国民迎合っていいますかね、ああいう人私は日本国民はそんな馬鹿だって、馬鹿だって言葉使っちゃ
いかんのかな、ないと思いますので、いかにしてね、あの日本人のそういうバランス感覚を利用して、
維新の会にね、プラスワンのほうの票が来るような形でもって、何とか持っていきたいと、そして、
えー、自民党と維新がね、まぁ連立など一緒になって、もうあの、公明党も後を付いてこざるを
得ないという形にね、なんとか持っていきたいなと、まだあと1ヶ月もありますからね、それよりも
考えてまぁいろいろやってるところですけれどもね。」
うーん・・まぁ・・たしかに言ってるな・・。ただ、橋下氏の例の発言が維新の支持率低下と今回の
選挙結果を引き起こしたのは事実だし、こういうのでいちいちマスコミの分裂意図に乗っかって
言葉狩りをするべきではないと思うが。