「8月5日、6日の検証記事などで慰安婦問題が話題になっていますが、それについてどうお考えですか？」あー、こうやって煙に巻くのね。大阪本社編集局長というのは阿部圭介氏のこと。
8月11日に兵庫県内のホテルで開かれた朝日新聞社の内定者イベント。ある男子学生が放った質問に会場は一気に緊張感に包まれた。
(中略)
質問された講師は朝日新聞大阪本社編集局長だった。入社以来経済畑を歩み、2010年には日銀の白川方明総裁（当時）に「ゼロ金利政策」について単独インタビューしたスター記者である。
この質問にはさすがに面食らったようで、しばし沈黙。その間「会場は息を呑むように静まりかえっていた」（内定者のひとり）という。
やがて局長は「私は社長でもなんでもないので個人の見解として述べます」と前置きしてからこう話したという。
「慰安婦に関して問い合わせが多いのは事実です。そのほとんどが批判です。でも、朝日はいつも批判されるんです。批判というより脅しめいたものもあります。皆さんそれに耐えられますか？ それでも私たちは正しいものは正しいと常に言い続ける必要があるんです」
しかし、「正しいもの」が何であるかは具体的に言及することなく、「慰安婦問題というのはこれから一生ついて回るものですから、皆さんがしっかり勉強し、理解を深めた時にまたこうしてお話ししたいです」と語るにとどめた。
朝日新聞関西スクエア「中の島から「大阪本社」再発見 阿部 圭介（大阪本社編集局長）」
この内定者、よくこんな質問したな、なぜ朝日の内定を受けたんだという感じだが、向こう見ずの
学生じゃないとしにくいような率直な質問に対してどう答えるかでその人の人格というのがまた
わかる部分だと思う。
阿部圭介氏は政治家だったら満点の回答だったと思うけど、真実や正しさを追い求める
ジャーナリストとしては0点の回答なんじゃないかな。学生の質問に答えず煙に巻いただけ。
「正しいものは正しいと常に言い続ける必要がある」なんてセリフ、
「間違ったものを間違ったといつまでも言い出すことができない」人間がどの面下げて言えるんだろう。
