http://fban.blog9.fc2.com/blog-entry-11.html
これは素晴らしい記事だ。
ちきりん氏が下記のような記事を出していて、
2013-05-14 結婚はオワコン!?
日本以外は婚外子の比率が1980年から2008年までの約30年に超増えたんだよ~
フランスやスウェーデンなんて50%超えてるんだよ~結婚制度なんてオワコンだよね~
という論理を展開していたけど、なんか釈然としないな~、でもその辺の海外事情なんも知らない
から反論できね~と思っていたら、冒頭で上げた記事がフランスの事実婚が多い理由を超丁寧
に解説していた。
まとめると、日本の結婚は簡単で、結婚届に名前を書いて証人二人の印鑑を貰えばよいのに対し、
フランスの結婚には出生証明書、慣習証明書、独身証明書、婚前診断書、居住証明書の5つの
書類が最低でも必要で、この手の書類を手に入れるのに2,3ヶ月待たされることもあるらしい。
その上、結婚の公示という、一定期間役所の前にこの結婚に異議がないか貼りだす手続きがある
とのこと。その後役所から馴れ初め等のインタビューがあり、市長のアポを取った上で役所でも
結婚式を挙げなければならないとのこと。
離婚も同様で、日本では離婚届を出せばいいだけなのに対して、フランスでは協議離婚が認め
られた今でも裁判が必須。裁判にはたくさんの書類や証人の証言やお金が必要だし、その上
別居が続いていることの証明をしなければならないという。
なるほど。ここまでめんどいとそりゃ意識も変わるよな・・
なんか毎回、海外ではこうです、それなのに日本ではまだこんな感じだから時代遅れだよね、
もっと海外に合わせなよぉ~的な論理を見るとイラッとするんだけど、自分に知識がないから
反論ができないというパターンが圧倒的に多いんだよね。今回のことで学んだのは、
「数字が日本と海外で極端に違う場合は事情がかなり異なっている可能性が高い」
ということかな。その認識を持って、その国の事情(今回で言えば結婚、離婚制度)に切り込んで
いくアプローチを取るのがよいのかねぇ。