2014年1月31日金曜日

鬼灯の冷徹3話より鬼灯(ほおずき)に関する説明

鬼灯(ほおずき)って浅草のほおずき市で目にしたくらいで、他にはほとんど目にしたことがないから、
一体どんな植物なんだろうと思いながら鬼灯の冷徹を観ていたんだけど、3話で詳しい説明が
あったのでまとめておこうかと。

鬼の灯りと書いてほおずきと読む。
鬼は中国語で幽霊だから、亡者の持つ赤い提灯ということ。
根っこは生薬で酸漿根(さんしょうこん)と呼ばれている。
主に鎮咳剤(咳止め)や利尿剤(水分を外に出す薬)として用いる。
わずかに毒も入っている。
昔遊女が堕胎薬として服用していたこともある。だから妊婦は食べちゃダメ。
アルカロイド(苦味のある物質、モルヒネなどもこの一種)とヒストニン(子宮の緊縮作用があり、
自然胎児を促す)を含むので流産の恐れがある。

ということで、追加で軽く調べてみたら、どうやら江戸時代の堕胎薬として一般的だったらしい。
鬼って幽霊って意味があったのか。かなり納得。死ぬの慣用表現として、「鬼籍に入る」と言ったり
するし、これも中国由来の言葉なんだろうね。