2014年8月22日金曜日

現代ビジネスの佐世保「高1同級生惨殺」事件加害者の父、徳勝仁弁護士に関する記事がわかりやすい

佐世保「高1同級生惨殺」事件 すべて私のせいなのか……人生はある日突然、狂い出した 早大卒・弁護士・53歳加害者の父「悔恨と慟哭の日々」
ふ~ん、なるほどね。これはかなり読み応えがあるな。
佐世保「高1同級生惨殺」事件の加害者の父、徳勝・わたらい法律事務所の徳勝仁(ひとし)弁護士に
関していろいろと記載をすることで事件の真相に迫ろうとしている記事。

この事件の加害者の父が弁護士であることはネットでも結構知られた話題ではあったが、
この記事によると、そもそも徳勝仁弁護士は佐世保で最も有名で優秀な弁護士だったらしい。
元記事ちょっと長いので重要な点をまとめておこう。

・徳勝仁弁護士は早稲田大学出身の佐世保市内で「超」がつくほどの売れっ子弁護士
・彼が代表を務める徳勝・わたらい法律事務所は県内で最大、九州でもこんなに大きな弁護士事務所はないという規模(参考リンク。たしかに弁護士が7名所属している)
・徳勝仁弁護士はあの佐世保の超有名企業「ジャパネットたかた」や地元老舗企業の顧問弁護士も務めている
・佐世保の青年会議所の理事長まで登りつめた
・高校時代スピードスケートで国体に出場するほどのスポーツマンで、39歳に復帰後も14年連続で国体出場
・徳勝仁氏の奥さんは東大出身でテレビ長崎の記者をしていた。佐世保の名門一家の才女
・徳勝一家の住まいは市内を見下ろす高台にある豪邸

なんだこの完璧すぎる経歴は・・。すごすぎるだろ・・。こんな人が現実に存在するのか。すごいな。
さて、まとめの続き。

・徳勝仁氏は家庭内ではかなりのコントローラータイプだったらしい
・娘が給食に漂白剤を入れて騒ぎになった際には被害者の両親に騒ぎを大きくするなと口封じを迫った
・弁護士としての能力は高かったが利益を追求する実業家タイプだった
・徳勝仁氏の奥さんがすい臓がんで亡くなったわずか3ヶ月後に20歳年下の女性と再婚をした
・元々娘とはうまくいっていなかったが、徳勝氏の再婚を機に、娘と別居状態になった

なるほど。まぁこの辺は奥さんと親しい人の話だったりと徳勝仁氏側じゃない人たちの話だから
その辺も踏まえて読む必要はありそうだけど、母親が死んでたった3ヶ月後に若い女性と再婚
されるっていうのは、それだけは子供の立場からするとかなりきっついわ・・。


う~ん、なんだろうねぇ。この件に限らず、両親とも教師の家庭だと子供がグレるとかちょくちょく
聞いたりするよな。子供への抑圧環境が悪影響を及ぼすとかそういうのあるのかねぇ?

あとは加藤諦三って奴がアメリカで麻薬依存症になるのは「ベスト・アンド・ブライテスト」という
いわゆる完全無欠の最優秀層に多いとか言っているけど、これも関係していたりするのだろうか?

http://www.cp-centralpark.com/cear/c6_3.html
加藤:アメリカはヘロイン依存症問題で非常に苦労してる。そのヘロイン依存症になる人が、「ベスト&ブライテスト」といわれる最優秀者であることも多いわけです。なぜヘロイン依存症になるかというと「ベスト&ブライテスト」という地位を得ることが、米田さんが言ったものすごいストレスになる。このストレスに負けて、つい薬物が手に入りやすいから手を出してしまう。そういう人たちも依存症になることを考えれば、ストレスの発散が高じてのめり込んでしまうケースも完全には否定できないと思いますよ。

文部科学省 基調講演「心豊かな子どもに育てる心理学」
子どもの側の動機も、例えば今、アメリカで非常に問題になっているのは、薬物依存症になる、ヘロインのオーバードーズといって飲み過ぎで死んでしまう子どもの中に、ベスト&ブライテストの子どもがたくさんいるんです。もう成績はいい、クラスではいいやつだと言われている。そういう人がヘロインを飲み過ぎて死んでしまうという、これはもう大変な問題になっているんですが、要するに子どもの側とすると、寂しいときに、先ほど言ったようにとにかく周りからいい人と思ってもらいたいわけです。寂しいですから。そうすると、親から立派と思ってもらいたい、先生から立派な生徒と思ってもらいたい、そういうことで親が好きなわけではないんですよ。親が好きで、親の手伝いをしている子は、絶対に親なんか殺しませんよ。ところが、親にいい子と思ってもらいたい、親がこっち向いてもらいたい、親の関心が欲しい、そういうことでいい子を演じている。それは恋愛関係だって同じですよ、女性が好きな男性がいるとき、何とかこの男性の気を引こうと一生懸命自分の気持ちを犠牲にしながら尽くして、この男性の気を引こうと思って頑張りますよね。それと同じに、子どもが一生懸命頑張っているわけです。外側から見ると、家の手伝いをしている、いい子だなと、地域社会では評判になっている。ところが、実際にはもう限界を超えますから、自分を抑えて自分を抑えて、実際の自分のしたいことと逆なことをやっているわけですから。それはもう憎しみがありますから刃物で殺すまでいきますよ。
 それが家庭内暴力を起こすケースもそうなんですが、よく言われているように家庭内暴力の場合には、第一次反抗期がないということを言われていますよね。そうすると、非常に育てやすかったというふうに言われるんですよ。考えてみれば、よその家庭がみんな苦労しているわけですよ、子育てで。何か言うこと聞かないねって。そのときに自分の子どもだけ何か知らないけれども、言うことを聞く。これはどこかおかしいなというふうに普通は思っていいと思うんですが、そういうお母さんというのは大体思わない。

う~ん、なんか関係ありそうだな。読んだ限りだと。