2013年8月31日土曜日

電王戦タッグマッチ感想、サトシン覚醒キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


面白そうだったので、リアルタイムで視聴中。途中寝るかもしれないけど。
今回対局中、それぞれのコンピュータの評価関数が自分の優勢、劣勢度合いを数字で示している
ので状況がわかりやすい。

・第1局:佐藤ponanzaタッグ×阿部習甦タッグ
最初阿部習甦タッグが序盤優勢だったものの、後半佐藤ponanzaタッグが盛り返して勝利。
最後は評価関数的に大差で劣勢に陥った阿部習甦タッグが時間切れ直前で投了。
解説をしていた森内名人の読みが全般的にかなり的確だった印象。

・第2局:船江ツツカナタッグ×三浦GPS将棋タッグ
序盤は船江ツツカナタッグが優勢だと両方のコンピュータの評価関数が評価していた。
阿部光瑠四段の解説が真面目で素直な性格が出ていて面白い。第1局で敗退したことも影響して
いるのかかなり自虐的なコメントが多かった(笑)。
途中寝てしまった・・。起きたら勝負ついていて三浦GPS将棋タッグが勝ってた・・。

・第3局:佐藤ponanzaタッグ×塚田puella αタッグ
中盤では佐藤ponanzaタッグが優勢。そのまま勝った。このペア強いな・・。
森内名人の解説が終始いろんな変化を解説していて、安定感があった印象。

・第4局:佐藤ponanzaタッグ×三浦GPS将棋タッグ
序盤は両方劣勢評価という感じで拮抗していたけど、段々三浦GPS将棋タッグが優勢になってきた感じ。
決勝戦かなり面白いな。佐藤ponanzaタッグ、中盤-300くらいの劣勢に陥るんだけど、粘っている
うちに秒読み段階でほぼ情勢が並んだ感じ。かなりの接戦。
と思ってしばらく見てたら逆転キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!。そしてついに勝った。優勝。
すごいな、シャア並に3倍くらい強くなってるんじゃないか?サトシン。


全体を見た感想として、特に決勝戦はすごかった。単独でやっていたら決勝戦とか三浦九段が
勝つだろうけど、2戦を経て、ponanzaとうまく関係を築けていた佐藤四段が劣勢から逆転した
ところはすごかった。でも重要局面で妙手を思いついたのはサトシンみたい。ponanza開発者の
山本さんのコメントを聞く限り。あとやっぱり、評価関数が優勢、劣勢の度合いを数値で見せることで、
将棋初心者でも盛り上がりどころがわかりやすいというところがよかった。

追記:電王戦タッグマッチ優勝者のサトシン自らが対局を振り返り解説をしている。
私はコマの動かし方と「矢倉」という言葉しかわからないレベルなのでさっぱりわからないが、
将棋ファンはこちらを読むともっと楽しめるかも。
電王戦タッグマッチ
1局目と2局目
決勝
これ、特に決勝の記事は面白い。あの大逆転がなんで起きたのかは結局わからないんだけど、
30秒将棋になったときからは、全部自分で考えて手を打ったみたい。そもそも30秒しかないと、
コンピュータに考えさせる時間がないとのこと。