2015年12月27日日曜日

自由に使える金額は同年収サラリーマンより多そうね「「イケダハヤトの収支を分析してみたら、年間所得は推定560万ぐらいだった」なぜ彼は年商を語りたがるのか?」

「イケダハヤトの収支を分析してみたら、年間所得は推定560万ぐらいだった」なぜ彼は年商を語りたがるのか?
へー、この記事面白い。年商2000万を収入2000万と主張している炎上アフィリエイターがいて、
その人の記事に書かれている公開情報を元に損益計算書を作ってみたら、実は収入は1600万、
利益は560万しかなかったよという内容で、計算していくさまはさすが頭いい人なんだろうなって
思ったんだけど、これ読んで率直に思ったのは、たとえ年間所得560万というのが、元記事を書いた
サラリーマンの人とそんなに年収が変わらなかったとしても、使える金額ははるかに多くね?って
思ったわ。

だってこの内の支出の200万ってセミナーや書籍の費用でしょ?これ、サラリーマンなら年収の中から
出さなければならないようなものだけど、事業としてやっているこのアフィリエイターは経費として
所得外のお金から使えるってことでしょ。それはちょっとよいかなと思ったわ。

あと減価償却費として書かれている40万円も、車の費用だから、サラリーマンならこれも収入の
中から支払うべきものだよね。そう考えると、たとえ収入が元記事のサラリーマンの人と変わらなかった
としても、生活水準自体は上かなぁというのが率直な感想だなぁ。

ただね、私自身はこの炎上アフィリエイターの言動は嫌いだし、ああなりたいとは全く持って思わない
から別に擁護をしているわけではないけどね。そもそも専業ブロガーとしての収入ベースでは
トップ層の人で、品性を売り渡してまで作った売上がこれだけってのは夢がなさすぎるし、そもそも
アフィリエイトなんて不安定すぎでしょ、前にこんな記事があったけどさぁ。
アフィリエイトで勘違いした大学生の末路
そして昨年の11月に事件が起こった。
グーグルのアルゴリズムが変わり検索順位が大きく下がったのだ。
多い時で80万円あった収入は20万円台にまで落ちた。
打開するための次のサイトのアイデアはあるのだけれども、技術がない。
周りに相談する人もいないので質問サイトを使うしかない。
フロー理論でいう挑戦と技能の間の大きなギャップがあり、不安に駆られ現実逃避しか出来なくなった。
アフィリエイトとある男の10年間の話
時間は流れます。
私は主にサイトアフィリエイトに力を注ぎ、安定して50万~80万程度の報酬を
稼ぐことに成功していました。
金を稼げているうちは、まだ心は安定しているのですが、やはり常に不安があり、
次へのステップ(商売)を考えていたのですが、一歩が踏み出せない。
なぜなら、私にそういったアドバイスをしてくれる同僚、友人、先輩もいませんでしたし、
何より、私自身に自信が欠如していたのだと思います。
どこか、何となく金を稼いできた。
そんな自分に自信が持てなかったのかもしれません。
例えば大工の見習いが地道に頑張り、一人前になり工務店を構える、
料理人の見習いが地道に頑張り、店を構える。
そういった背景が私にはなかったのだと思います。
ただ何となく、感覚的にアフィリエイトに取り組み、そして金を稼いでいたのだと思います。
もっと言うと、金を稼ぐ目的が異常だったのだと言えます。
成功する為に金を稼ぐ。
成功とは何?何を成功と呼ぶのか?
私の成功は金を稼ぐこと?
なぜその仕事をして金を稼ぐのか?
そのもっとも重要な部分が欠如していたのだと言えます。
もちろんココまで全て自分が撒いた種ですので誰にも文句は言えません。
ただただ自分の考えの甘さに恥ずかしいだけです。
そして2012年グーグルのアップデートが入り、全ては転落へと向かいます。
当時私が35歳の話です。
この二人のアフィリエイターの事例とか見ていると、月収80万稼いでいた時期があるみたいだから、
年収換算だと1000万円くらいか、サラリーマンの年収で言えばトップ層になるだろうけど、それでも、
二人共収益が落ちる不安に怯え、精神的に追い詰めれれていくさまが文章を読んでいてひしひしと
感じるよ。アフィリエイトによる収入がいかに不安定なのかがわかるね。

そんな収入の不安定さと、それに伴う精神の不安定さを天秤に掛けて、所得560万の個人事業主と
所得560万のサラリーマンどっちがいいかといえば、いうまでもなく後者だろ。てか、もっと収入が
全然低くても、アルバイトの方が全然精神的には安定してるんじゃないかと思うよ。

まぁ、言及されているアフィリエイターの人は哀れな人ではあるけど、生暖かい目で見守っておけば
いいんじゃないかね、こうなるまで。
メディアで金持ちを演じた人間の末路メモ