映画で言う監督にあたる、ドラマの演出を手がける福澤克雄氏にインタビューをしたこの記事が面白い。
監督も想定外!「半沢直樹」メガヒットの裏側
まとめると、
・当初は最終回で20%、平均で15%視聴率を取るのが目標だった
・恋愛要素がなく、女性が少なく、わかりやすく視聴率をとれるキャラがいないので難しい題材だと考えていた
・原作の井戸田潤氏には「一生懸命作りますけど、たぶん当たらないですよ」と言っていた
・福澤氏が考えるヒットの要因は、原作の面白さと堺雅人の演技
・半沢直樹の原作、『オレたちバブル入行組』や『オレたち花のバブル組』は最初バブル時代はよかったという話だと思って読んでいなかったが、読んでみたらこれが一番面白かった
・井戸田潤氏は半沢が頭取になるまで書くつもりらしい
・「半沢直樹」は現代版「用心棒」のような作品にしたかった。黒澤明監督の映画で、余計な話を入れずにストレートに「活劇」を描いていくような感じ
という感じ。「用心棒」は見たことないけど、たしかに「半沢直樹」、一言で言うなら「活劇」だよな。
現代を舞台にして刀でバッタバッタ悪者を切っていくわけにはいかないけど、現代的な意味で
バサバサスカッとするくらい悪者を切っていってるしね。