関するコピーがインフレしていくボジョレー・ヌーボーが、最近はネットユーザーの突っ込みを意識
したのか、2012年頃からコピーを変えてきているらしい。95年~11年までのベースのコピペから
適宜追加してみますか。
95年「ここ数年で一番出来が良い」
96年「10年に1度の逸品」
97年「1976年以来の品質」
98年「10年に1度の当たり年」
99年「品質は昨年より良い」
00年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
01年「ここ10年で最高」
02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
04年「香りが強く中々の出来栄え」
05年「ここ数年で最高」
06年「昨年同様良い出来栄え」
07年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
08年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
09年 「過去50年でも素晴らしい出来」
10年 「1950年以降最高の出来といわれた2009年と同等の出来」
11年「近年の当たり年である2009年に匹敵する出来」
12年「ボジョレー史上最悪の不作」
13年「小粒だが味の濃いブドウが収穫できた」
14年「近年の当たり年である2009年と肩を並べるクオリティ」
15年「今世紀でもっとも良い出来になる」
2012年の記事。
ボジョレー史上最悪の不作 値上がり懸念広がる
11月15日午前0時に解禁される仏ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」が、品不足により例年より値上がりする懸念が出ている。原料となるブドウの収穫量が、天候不良による不作で想定の半分程度と「史上最悪」(仏ボージョレーワイン委員会)になったため。輸入業者は、注文に応じた量を確保できるか気をもんでいる状況だ。2013年の記事。
ボージョレ・ヌーボー:初荷、羽田に到着 解禁は21日
今年は、果実の成長に重要な夏の天候は良く、小粒だが味の濃いブドウが収穫できたという。小売価格は1本2400円前後。2014年の記事。
ボジョレー・ヌーボー今年は豊作 第7次ワインブーム牽引か
ワインソムリエの資格を持ち、ワインバルも経営するフードコンサルタントの白根智彦氏に聞いてみた。2015年の記事。
「現地からのレポートによると、今年は天気が良くブドウは順調に実をつけて完熟まで至り、凝縮度合いの高いバランスのとれた出来に仕上がっているそうです。近年の当たり年である2009年と肩を並べるクオリティになるのではと聞いています」
ボジョレ・ヌーボー「今世紀最良」予想も
フランス産ワインのボジョレ・ヌーボーの初荷が31日に日本に届くが、22日付の「ル・フィガロ」紙によると多くの関係者が今年作られるワインは今世紀でもっとも良い出来になる、と予想していることが分かった。
記録的な猛暑などが要因だそうだが、ぶどうの収穫量は少なく、値段が高くなる可能性もあるそうだ。
最近コピーおとなしいな。2015年になってまた盛り返してきたけど(笑)。
ちなみにボジョレー・ヌーボー、現地では5ユーロくらい(700円前後)なんだけど、
なんで日本で2000円以上してしまうのかというと、空便を使っているから。
解禁日に飲むことにこだわらなければ、船便のものをもっと安く手に入れられます。
12月下旬くらいから1000円前後で出回るはず。
楽天「ボジョレー・ヌーボー 船便」で検索
なんと、ついにボジョレーコピペの生みの親が判明したらしいよ。
ボジョレーのコピペ 元ネタを作った人物が「感無量」
元々このネタを作ったのは、現在41歳の男性ライター・Y氏である。Y氏は2006年か2007年に「なんで毎年ボジョレーってホメられるんだ? だったらいつが本当においしいのだろうか……順番はつけられるのだろうか……」と疑問に思い、図書館に行き、新聞記事の縮刷版を熱心にコピー。1995年から2006年(もしかしたら2007年)分まで打ちこんだのだった。おー!このコピペは間違いなく名作の一つだと思う。大型台風や大雪が来るたびにこのページの
元々Y氏の書いた記事はすでに掲載したメディアからは削除されているため、具体的に2006年か2007年かは分からないが、Y氏が元を作ったこの「ボジョレーコピペ」は毎年ネット上の誰かにより、コツコツと更新され続けている。Y氏は語る。
「いやぁ、あの時は単に思いつきで作っただけのものだったのですが、こうして毎年誰かが更新し続けてくれているには感無量ですね。10年分以上を一気に作るのは大変でしたが、その後は毎年1つ更新するだけなので、作業はラクでしょう。その下地を作ることができ、非常に誇らしい気持ちです」
アクセスがなぜか増えるし(笑)、もはや○年に一度とかって言及がある度に思い出されるんだろうな。
あと、いったい一番美味しいのは何年のボジョレーなんだよ!って思う人も多いと思うので、
ヴィンテージ・チャートという数値化されたデータを一つの指標として示しておこう。
https://www.erobertparker.com/info/VintageChart.pdf
「Burgundy:Beaujolais」って書いてあるところの数値の高い年がおいしいとされている年だ。
ブルゴーニュ地方のボジョレー地区のワインという意味ね。ちなみにヌーボーは新酒という意味。
ということで、このヴィンテージ・チャートによると、ここ20年前後で一番美味しいのは2009年、
次いで2005年、逆に一番美味しくないのは2001年とのこと。