あー、あー、ひどいことになってるね、これ。基本的なことなんだけどな。
2ちゃんねるまとめサイトの連続炎上騒動 10サイト以上が閉鎖する事態に
内容としては、運営サイトのドメインを個人情報が見られる形で登録をしてしまっていたがために、
whoisというドメインの登録情報を確認できるサイトで個人を特定されてしまったという事件。
ちょっと方法を詳しく解説しておこう。
これ、ドメインがjpドメインなのか、.comドメインなのか、orgドメインなのかなどで確認サイトが
異なるんだけど、それぞれwhoisというサービスがあって、ドメインの詳細情報が見られるサービスが
あるのよ。こんな感じ。
jpドメインのwhois
.comドメインのwhois
そこにドメインを入れて検索すればよいだけ。
追記:下記のサイトを使うとドメインを横断して登録情報が検索できるみたい。
http://whois.ansi.co.jp/
例えばじゃあ、itmedia.co.jpで情報を検索してみますか。まずはjpドメインのwhoisに行って検索。
組織名やらなんやらいろいろ情報が出てくるでしょ?登録担当者とか技術連絡担当者とか
リンクになっているのでクリックしてみるとこんな情報が出てくる。
まぁこれは企業の例だから上記の名前も社長とか技術担当の責任者とかそういう情報な
わけだけど、個人で運営しているドメインとかだと、こういうところに氏名、住所や電話番号が
丸見えになっていたりするのよ。
ということで、今回の何でも実況J板でまとめサイトの運営者特定をやった方法なんて、
別にスーパーハカーが高度な技術を駆使してなんかしたわけじゃなく、単にドメイン情報表示サイト
で検索しただけなわけよ。
ちなみにこれ、簡単に情報を消せます。ドメインを取得した業者に言えば代行業者の名前が
表示されるようになるので、個人サイトを運営している人はまずそれを先にやってください。
そうするとどうなるかというと、適当に虚構新聞とかの例で見てみると、
http://whois.ansi.co.jp/kyoko-np.net
こんな感じで赤坂ミッドタウン・タワーとかいう個人の住所とは思えない住所が出てくるわけだけど、
これはYahoo!ドメインでwhois情報の代理公開設定をした場合に表示される情報。
これを真っ先にやっておけば、別に今回炎上したまとめサイトたちも大事にならずに済んだのよ。
ということで、結論としては、ドメイン取ったらまず最初に代理公開設定をしましょう。