2015年4月3日金曜日

日米のADBと中国のAIIBの違いは都市銀行とサラ金の違いに近い

日米が主導するアジア開発銀行(ADB)と、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の違いについて、
あまり理解していなかったのだが、この記事を読むとかなりわかりやすいと思う。
「中国主導のAIIB参加で日米孤立」(朝日新聞)に反論する

つまり一言で言うと、ADBが都市銀行だとするなら、AIIBはサラ金のようなものということになる。
ADBは日米が主導するアジアの発展途上国へ融資を行う銀行なのだが、特徴が2つあって、
・融資対象の事業が環境破壊や人権侵害を招かないかなどの審査が厳格
・格付けが最高位のトリプルA(AAA)なので、低い利回りで資金調達ができる
とのこと。これに対し、中国は「官僚主義で煩雑で、最良とは言えない」とADBを批判している。

つまり、ADBの審査の厳格性を問題視しているわけだから、AIIBの向かうと推論される方向性は、
・融資対象の事業の審査の厳格性を緩和し、スピード重視
・それにより融資案件の資金焦げ付き、環境破壊、人権侵害等のリスクが増加
となるわけだ。都市銀行が融資できないようなパチンコ漬けのパチンカスやら、社会的信用のない
水商売、風俗業、売れない役者やミュージシャンにお金を貸せるのはサラ金しかいないのにちょうど
対応しているわけだ。

この辺を理解せずに与党のAIIB不参加の対応を批判している朝日新聞や民主党、共産党などは
一体何を考えているんだろうね。やっぱり彼らは信用出来ないと改めて思うわ。