第3回WinWinWiinを見た。ゲストは極楽とんぼの山本圭壱で、第1回ゲストの手越祐也や、第2回ゲストのキングコング西野亮廣と比べると格落ち感は否めない。
第4回ゲストが宮迫・中田陣営にとっての切り札であるヒカルであることを踏まえると、もう手持ちの手札がないのではなかろうか?
番組の性質上、「この人の話を詳しく聞いてみたい」 と思わせるゲスト人選こそが肝の番組なので、ゲストの質を落とすと再生数や話題性に露骨に響くことが予想される。
一方、実際に番組を一通り見てみると、この山本圭壱という人選は、闇営業問題から1年半以上経った現在でも未だに宮迫がテレビに出られない問題の「if もしも」を語る上でうってつけの人選であったと感じた。
ネットの言論でも業界人も、次のように感じている人は少なくないのではなかろうか?
「ロンドンブーツの田村亮もチュートリアルの徳井義実もおとなしく謹慎していたら6ヶ月前後でテレビに復帰できたんだから、宮迫もYouTubeなんてやらずに、おとなしくしていれば良かったのではないか?」
if もしも宮迫がYouTubeをやらずに自宅の換気扇の下でたばことハイボールに明け暮れていたらどうなったのか…、その答えの1つが芸人山本圭壱の人生と言える。
めちゃイケ時代、加藤に負けず劣らずの存在感を放っていた山本は、2006年に10代の女性と行ったことで書類送検をされ、示談が成立し不起訴となったが吉本興業から契約を解除された。
契約解除後は様々な仕事をしたり、山寺で修行をしたりしながら復帰を目指したが叶わず、結果吉本興業に復帰できたのは10年後の2016年のことである。
山本の相方の加藤は、山本を復帰させるためにかなり動いていたようで、WinWinWiinによると宮迫も山本を復帰させるために動いたメンバーの一人だったとのこと。
ただ、山本がいくらおとなしく働いていたり、反省の意を示すために山寺で修行をしたりしても、悪印象を付ける写真が度々週刊誌に撮られ(山寺での修行の休暇中なのに逃げたと書かれるなど)、そうした写真を立て続けに見せられることで、山本を復帰させるために動いていたメンバーの一人である宮迫ですら、印象を悪くしてしまっていたとのこと。
つまり、「いくらおとなしくしていても悪意のある力が働くと一向に復帰できない」ということが実際に起きたのである。
宮迫自身にも実際に「悪意の力による印象操作事例」は起きていて、家族3人で食べるための分量の米を購入したら「米買い溜め」とFLASHに報じられた事例などがある。
悪意を持っているのが週刊誌なのか、吉本興業なのかは分からない。
ただ、少なくとも吉本上層部(大崎会長と岡本社長)が持っている憎しみの量は、宮迫とロンドンブーツ田村亮では比べ物にならないことが想像できる。
同じ闇営業問題のメンバーといえど、芸人の格としてのリーダー格は宮迫だし、世論から岡本社長への激しい大バッシングのきっかけとなった宮迫・田村亮両氏の謝罪会見への恨みも、宮迫に向いていることは想像に難くない。
実際、宮迫は謝罪会見から1年半以上経った現在もテレビに復帰できていない。
10年という長い期間芸人人生を絶たれたことで、テレビでの存在感を失い、すっかり小物になってしまった山本圭壱という実例を目の当たりにすると、「宮迫はおとなしくしていればテレビに復帰できたのに」という意見は間違いなのではないか?と、第3回WinWinWiinを見て強く感じた。