2015年2月11日水曜日

良記事!「マネーの虎に出てた6人の社長がその後に転落した理由を推察してみた」

マネーの虎に出てた6人の社長がその後に転落した理由を推察してみた(見れない場合はキャッシュ)
この記事面白いなぁ。マネーの虎の社長の凋落で比較的最近話題になったのは、生活創庫の
堀之内社長だと思うけど、彼の他、刑務所レストランの安田社長、なんでんかんでんの川原社長、
高級車ローパーを売っていた南原社長、創作料理の小林社長、不動産事業の上野社長の6人に関して、
失敗の原因をこの記事ではまとめている。

読んだ感想として、一人ひとりよく見てるんだよね、この記事書いた人。当時私もマネーの虎は見ていたけど、
ここまでそれぞれの社長の投資スタンスを冷静に見てはいなかったわ。小林社長が怒鳴りまくって、
他は大半金を出さず、ときどき美空ひばりの息子が金を出しているくらいのイメージしかなかったわ。

成金経営者の失敗事例記事としては、かなり参考になる記事なんじゃないかなぁと思う。

そうそう、この記事の中で事業を拡大しすぎて失敗したって原因が何名か上がっていたけど、
どうも起業というのはそもそもそういう、常にギャンブルの掛け金を上げ続けなければならないような
リスクを背負ったゲームらしいね。ドワンゴの川上会長(kawango)が匿名でこんな記事を書いている。
弟の相談を笑っていたら死にやがったw
父親が30年以上勤務して、最後に得た退職金は、僕の会社の3ヶ月分の運転資金となって消えた。
僕の人生の中で後悔している最悪の決断は会社をつくったことだ。僕は人生最大のギャンブルを家族と両親の人生そのものに等しいお金を賭けて勝負した。本当は賭けていいようなお金ではなかった。本当はやっていけないギャンブルだった。
結局のところ、僕の会社は数年後に上場を果たしたから、賭けには勝ったことになるのだろう。だからといって卑怯なギャンブルの罪が消えるわけではない。起業した時に、結果的に成功するまでの道筋は、僕にはまったく読めていなかった。
会社をつくってまもなく僕は自分の判断の間違いに気づいた。生まれてこのかた好きなことしかやらず、努力なんてしなかった僕は、なにかを成し遂げるためではなく、会社をつぶさないためだけに睡眠時間も削って働いた。
自分ひとりのことだったら、どこかで投げ出して逃げていたと思う。でも、僕が失敗したあとの両親の悲惨な老後を考えるとできなかった。会社をつくったときに万が一失敗したときにだれにも迷惑がかからないように相棒と一緒に生命保険を掛けた。最初、1億円で翌年は2億円に増やした。日本では会社が大きくなればなるほど、借金やリスクも増えていく仕組みになっている。勝負に勝っても、そのままダブルアップで賭けつづけることを強制されているギャンブルのようなものだ。2億円あっても全然、会社を整理するには全然足らない規模に成長したため、上場できるか、できなければ、いずれ一家で破滅するか、そういうゲームになった。
ということで、結局最初の掛けに勝っても、そもまま事業拡大のためにダブルアップで掛け続けないと
どの道会社が倒産してしまうから、やり続けるしかないというギャンブルになっているとのこと。

たしかに、日本のITベンチャーとか見ているとそんな感じもするねぇ。 現状維持は許されなくて、
それをしようとすると一時期のミクシィみたいな、スマホやらフェイスブックなど別の波がやってきた
ときに一気に衰退して、倒産しかねない状況に追いやられてしまうみたいな・・。ギャンブルだねぇ・・。