2015年2月25日水曜日

めっちゃ吹いたwww「どこまで経費で落ちるか税理士に聞いてみた」

どこまで経費で落ちるか税理士に聞いてみた
バカらしくてクスっとしてしまうコンテンツを作るのが得意なバーグハンバーグバーグが手がけた
税理士にどこまで経費で落ちるのかを聞いてみたという企画なんだけど、これ、面白いながらも
何が経費で落ちて、何が経費で落ちないかに関する「税務的な観点」が見えてくるのが面白い良記事。
バカっぽい質問が多いんだけど、逆にそれが「経費になる、ならない」の境界を明らかにしているところが
すごいね。

目次がてら質問と回答だけまとめておこう。
Q.隣駅なのにスイス経由で出社した時の交通費は?
A.大体は経費で落ちるが合理的じゃない場合は落ちない

Q.スーツのクリーニング代は経費になるのか
A.個人所有のスーツのクリーニング代は認められないし、全裸もユニフォームとは認められない

Q.嫌がらせで送りつけたプレゼントは経費?
A.利益につながる見込みがあるならプレゼントも経費でOK。嫌がらせの場合は趣味なのでダメ

Q.愛人に経費でお金を渡すには?
A.愛人は経費で囲えないし雇うのもアウト。愛人を作るなら既存の社員から

Q.広報犬の代わりに、別の生き物はOK?
A.広報犬ならOK。広報ヤクでも多分OK。牛とヤクを交配させたものはゾッキョと呼ぶ

Q.ブサイクの整形は経費にできるのか?
A.顔による損害を証明できれば経費で落とせる。ダブルノーズ社員も実現可能

Q.トイレが極端に少ない会社の場合
A.トイレがなかったとしてもオムツは経費で落ちない。趣味だともっと落ちない

Q.逮捕されるような物でも経費になるのか?
A.用途の目的に関係ない高価な薪はアウト。やすい薪なら経費で落とせる(逮捕はされる)

Q.ウンコと経費の関係について
A.ウンコは経費で落ちない。特別なウンコなら落ちる

Q.変身ヒーローが破く服は経費になる?
A.ヒーローが変身するときの服破りは経費で落とせるが、夢がなくなる


ということで、質問も回答もひどいが、これらのQ&Aで見えてきたのは、
「会社の営業活動(つまりは仕事、業務)で必要だと合理的に判断されるものは経費にできる」
ということだ。だから新幹線通勤は合理性があればOKだけど、スイスからの飛行機通勤は
業務としての合理性がない費用だからダメということ。

プレゼントが経費で落ちるかどうかも「会社の利益につながるかどうか」で費用かそうでないかが
判断されるというのはかなり納得のいく説明だった。

愛人を経費で雇えないというのはちょっと意外だった。いや、もちろんダメだろとは思うんだけど、
裏道として愛人を社員として雇えば経費が成立してしまうのかなと思いきや、
「実態のない給料は調査入ったらすぐに看過されますね。『電話番だけやらせて高額給料』なども恐らくバレるでしょう」
とのことで、調査でバレちゃうみたいね。なるほどね、そういうもんなのか。

今回のこの記事は、「境界」がわかるという点で非常にいい記事だと思う。