2017年9月17日日曜日

フミコフミオ氏の大磯町学校給食問題の考察記事が面白い!

なんだこの記事、超面白いな!
元給食営業マンが話題の「マズい」学校給食を考察してみた。 - Everything you've ever Dreamed

この人、改行なさすぎて記事が読みにくいから普段読み飛ばすことが多いのだけど、今回の記事は、元給食営業担当として、神奈川県大磯町のまずい給食問題の分析を的確にしていて、超面白かった。

なぜ大磯町の学校給食がまずかった上に、異物混入が相次いだかというと、

・業務委託料が安すぎて異物混入を防ぐための設備、人員を確保できない
・選定業者が大磯町から1時間以上離れているために、給食提供の業者の作業時間が圧迫される
・デリバリー方式(つまり弁当)のため、調理方法に制限が加わり、給食の品質が下がる

等の原因によるものとフミコフミオ氏は分析している。

なるほどね、なんか彼が普段ブログで書いていた内容が、まさしくここで現実のものとして表出してしまった感を感じるね。

公共団体が安すぎる価格で募集をし、それを劣悪業者が受け、品質の悪いものが提供され、それでも利益が出ないから業者が去っていき、また公共団体は原因を解消せずに同じ条件で募集して…のループ、みたいな。

あった!フミコフミオ氏のこの辺の記事とか読むと、おんなじようなことを大磯町はやったんだろうなってわかると思う。
某独立行政法人が出入り業者に求めた企業努力2016
完全版/某独立行政法人が出入り業者に求めた企業努力

2017年9月3日日曜日

全文文書化「「真木よう子、フォトマガジン出版プロジェクト」に関しての経緯説明」

真木よう子のクラウドファンディングを使った写真集のコミケ出展炎上騒動の一件に関して、当事者の一人である写真家鈴木心がお詫びの文章をツイッター上で掲載した。

ところがこれ、なぜか文章ではなく、画像で掲載しているんですよね。グーグルの検索に残らないように意図的にやっているのか、画像で掲載というのは不誠実な対応だなと感じたので、全文を下記に文書化することにする。

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2017.9.2
「真木よう子、フォトマガジン出版プロジェクト」に関しての経緯説明

鈴木心

この度「真木よう子、フォトマガジン出版プロジェクト」の件では、多くの方々に大変なご迷惑をお掛け致しまして申し訳ございません。先日発表された本件の中止を受けまして、私が携わった経緯を下記にてご説明させて頂きます。

1、本件は、撮影者と被写体が自らの企画と声かけによって「仕事」という枠を超え、自分たちの意思をストレートに反映した自主企画の出版物の制作と頒布を実現する試みでした。製作者から読者へと直接頒布販売する事を織り込み、自主的なフォトマガジンを作るということで、真木よう子さんと私の二者間で始動しました。

2、真木よう子さんとこの本について打ち合わせしていく中で、2008年に真木よう子さんを巻頭特集し、私が撮影を担当させて頂いた「本人vol.07」の編集長であった北尾修一さんに編集として参画して頂く事が妥当だと合意し、北尾さんを交えた三者での打ち合わせの上、企画を決定致しました。

3、コミックマーケットは、かねてより私自身が参加させて頂く中で、自主出版物を発信する場としては最も大きく、そして開かれている場であるという認識がありました。自主出版物であっても、なるべく多くの幅広い人たちに手にとってもらえるようにと、本作においても発表の場の一つの可能性としてご提案致しました。

4、コミックマーケット93の申込書には「コミックマーケットは同人誌を中心として、すべての表現者を受け入れ、継続することを目的とした表現の可能性を広げるための「場」である。」と表記されています。尚、同イベントのサークル参加において、個人が事前予約によって制作費や印刷代等を集めるファンディングを違反とするルールもありません。

5、以上を確認した上で、本件はコミックマーケットへのサークル参加の資格を有していると判断し、真木よう子さんとの合意の上、直接の申し込みを依頼致しました。

6、当初、本件は真木よう子さんの全額自己負担による刊行を想定しておりましたが、北尾修一さんを含めた三者の打ち合わせの上でコミックマーケットへの申し込みが落選した場合と、当会場に来ることができない購入希望者へもこの本を届けられる様にと、クラウドファンディングを利用した出資者全員との共同刊行企画への変更に検討、合意がなされました。

7、クラウドファンディングの金額設定に当たっては、真木さん、北尾さん、私の三者で内容の確認を行い、前述の「本人vol.07」同等以上のフルカラー320ページA5仕様を想定し、撮影を始めとするすべての制作費、出資者へのグッズ制作から配送までのコストを算出し、800万円を妥当と考えました。

8、以降、クラウドファンディングを運営するCAMPFIRE社との調整と発表へ向けた段取りを北尾修一さんが取りまとめ、そのすべてにおいて必ず三者の合意を確認しながら進行した上で、皆様への発表となりました。

9、コミックマーケットについては、真木よう子さんにしっかりと説明をしたつもりだったのですが、まだ完全に理解をしていただくに至らず、その結果として、当初の説明が不十分なものになってしまったことは、申し訳なく思っています。本件にあたっては、コミックマーケット準備会の皆さんには、事前に一切の相談はしておりませんでしたが、今回の状況をご報告し、私の不十分な対応については、お叱りもいただきました。ついては、コミックマーケットにおいてコミックマーケット準備会のご協力を得て行っている鈴木心写真館の企画は、この冬のコミックマーケット93については一度自粛させていただき、その間、今一度反省・熟考をしたいと考えております。

10、多くの賛同者、参加者と同時に出資金を集めるに至りましたが、上記の進行における皆様への説明不足が、様々な誤解と批判を招いてしまいました。真木よう子さん、北尾修一さんはじめ、多くの方々に多大なご迷惑をお掛けしてしまいました事を、改めてお詫び申し上げます。
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