2013年6月7日金曜日

ワタミがブラック企業と呼ばれないようにする方法の提案記事が秀逸

この記事の中で書いている提案が秀逸。
「私の会社をブラックと呼ばないでください」

「ブラック企業」と呼ばれることに関して、会長自らが反論している記事があったじゃない。これこれ。
http://www.watanabemiki.net/journal/post-475.html
まぁ離職率が業界平均より少ないとか、給与も業界平均より高いとか、時間外労働時間も規定の
範囲内だとか、そんなことが書いてあるんだけど、まぁワタミにブラックなイメージを持っている人は
こんな反論に全く納得しないわけよ。だって残業がひどすぎて自殺者が出てるくらいだしねぇ。

で、よかったのが冒頭の記事の人の提案で、トップが数字上げて説明しても消費者は納得しないと。
じゃあどうすればいいのか、というところの説明がかなり建設的で秀逸だなと思った。

この人はカナダのマクドナルドが広告のチーズバーガーをどうやって綺麗に見せているのかの
過程を社員が紹介している動画と、英国ケンタッキーが鶏をどうやって管理して育てているのか
をこれまた社員が動画で紹介している様子を例に上げ、3つの提案をしている。

1.疑問に答える
2.社員が説明する
3.継続する

特に社員が説明するというのは重要で、社長が答えるよりも社員が答えたほうが説得力が出る
ものもあると。まぁブラック企業かどうかなんて、社長が言うより従業員が答えるほうが説得力が
あるよな。運営する学校に自分の肖像画を飾ったり、自殺した社員の遺族への対応が悪かったり、
全般的に抱いているイメージって宗教じみていたり、なにか隠蔽していそうとか風通し悪そうとか、
その辺のイメージが強いので、店長の一日とか紹介するyoutubeに上げ続ければ、たしかに印象
よくなりそう。

「今日はお客さんからこんなお便りが。ワタミはブラック企業と言われていますが、実際に店長は
どんな一日を過ごしているのでしょうか?うん、良い質問ね。それでは私の一日を追ってみましょう。」
とか、ゲロ掃除はどうやっているのかとか、商品開発はどういう手順でどういう会議を経て作って
いるのかとか、その辺を一つ一つ公開していくほうが信ぴょう性が疑わしい数字なんて挙げるより
よっぽど説得力があると、たしかに思う。まぁやましいことやってるとそういうことができないけどね。


うちの会社ブラック企業ですかね?
恵比須 半蔵 ichida
彩図社