2013年11月9日土曜日

正論ww甘利担当相「楽天セールも管理できないんだから薬品販売に規制は必要」

甘利担当相「楽天セールも管理できないんだから薬品販売に規制は必要」
甘利明経済再生担当相は8日の会見で、一般用医薬品のインターネット販売に関する薬事法改正案に対して、楽天の三木谷浩史会長兼社長が強く反発していることについて、「楽天の
優勝セールでもネットに不届きものがいて、利用者が迷惑した」と指摘した。

そのうえで、甘利経済再生相は、「今回の政府の考えは、ネット社会を否定するものではない。安全性に考慮することは、むしろネット社会の発展に資するものだ」と強調した。

一般用医薬品のネット販売をめぐっては、全面解禁を求めるネット事業者が、劇薬や医師の処方薬から一般用医薬品になった直後の28品目のネット販売は当面認めないとする薬事法
改正案に反発。三木谷氏は政府の産業競争力会議の委員を辞任する意向を示している。
元記事は産経だけど、まとめのタイトルが秀逸だったので引用。たしかにww楽天セールも管理
できないのに薬のネット販売なんか管理できるわけないじゃんね。しかも楽天はあんな事態を
起こしておいて、店舗が勝手にやったと弁明する始末。政治家の釈明かよ!
楽天三木谷「日本一セールは審査していた。便乗した勝手セールでこのような事態があった」と逃げコメント

元々薬のネット販売でいろいろ戦っていたのはケンコーコムという大手医薬品・健康食品ネット
販売業者なんだけど(詳細下記記事)、
厚労省が敗北、医薬品ネット販売裁判の意味
まぁあそこは専門サイトなだけあって、例えばアレグラやリアップといった薬剤師じゃないと売れない
ような強力な薬を売る際に、購入前にちゃんと店頭説明同様の項目チェックやら注意事項表示
やらがしっかり出たりして、ちゃんとやっている感はあったけど、
ケンコーコム

それでも劇薬買うのには何かしらの規制はあったほうがいいだろうねぇ。
って・・ちょっと待った!「医師の処方薬から一般用医薬品になった直後の28品目」っていうのが
気になったから調べたら、アレグラやリアップまで規制されるのかよ!
「リアップX5」「ロキソニンS」「アレグラFX」など23品目はネット販売をしばらく禁止とする薬事法改正
28品目を書きだすと、
アラセナS(唇が腫れるヘルペス用の薬)
リアップX5(発毛剤)
イノセアバランス(胃腸薬)
オキナゾールL100(性病のカンジダ用の薬)
ファミニーナ膣カンジダ錠(性病のカンジダ用の薬)
パブロン点鼻クイック(花粉症に効く第二世代抗ヒスタミン薬ザジテンが入った点鼻薬)
ナザールAR(花粉症用点鼻薬)
コンタック鼻炎スプレー(花粉症用点鼻薬)
ロキソニンS(有名な痛み止め)
ナシビンMスプレー(花粉症用点鼻薬)
エンペシドL(性病のカンジダ用の薬)
ストナリニ・ガード(花粉症用の薬)
アレジオン10(花粉症に効く第二世代抗ヒスタミン薬アレジオンが入った薬、眠くならない)
エルベインコーワ(生理痛用の薬)
アレギサール鼻炎(花粉症用の薬)
アレグラFX(花粉症に効く第二世代抗ヒスタミン薬アレグラが入った薬、眠くならない)
アイフリーコーワAL(花粉症用点眼薬)
ナロンメディカル(イブプロフェンという有名な痛み止め成分が入った薬)
コンタック鼻炎Z(花粉症に効く第二世代抗ヒスタミン薬ジルテックが入った薬、強力)
ストナリニZ(花粉症に効く第二世代抗ヒスタミン薬ジルテックが入った薬、強力)
エパデールT(中性脂肪以上改善薬)
エパアルテ(中性脂肪以上改善薬)
アンチスタックス(むくみ改善薬)
ガラナポーン(ED治療薬、精力剤)
ハンビロン(ED治療薬、精力剤)
ストルピンMカプセル(ED治療薬、精力剤)
マヤ金蛇精(カプセル) (ED治療薬、精力剤)
エフゲン(水虫薬)

ということで、要はこれ、元々医療用だった薬が一般販売されるようになったOTCという薬で、
基本的に他の薬より強力なんだけど、そんなにリスクがあるとも思えない花粉症の薬が規制
されてしまうのは一般の人に影響があるかもね。東京に住んでいればドラッグストアなんて
腐るほどあるからまぁいいけど、ネットじゃ眠くなる薬しか買えないことになる。

あと、この辺詳しくないけど、カンジダ用の薬や精力剤が制限されるのも、一部困る人がいそう。
このへんの薬、薬局で対面で買いたくないよねww。