なると、度々良記事に出会うことがあって、ついつい取り上げたくなってしまうんだよね。
SMAPファンが書いた、このSMAP解散騒動に関する記事も、すごく熱量がこもったいい記事だと思う。
私の知っているSMAPのはなし。
風向きが変わったのは1993年。デビューから3年目。
木村拓哉が出演した「あすなろ白書」。
この年以降、SMAPのブレイクが始まるという見方が一般的だと思う。
私は「あすなろ白書」と同じくらい、同年発売されたシングル「$10」もSMAPの路線に多大な影響を与えた曲だと思っている。
この曲について先日「ナカイの窓」に出演した元光GENJIの佐藤アツヒロさんが「$10みたいなかっこいい曲を歌っていて羨ましかった」と話していた。光GENJIの楽曲はファンタジーの世界、「$10」は現実世界の曲だというような意味のことをおっしゃっていた。
確かにこれはそのとおりだと私は感じていて、実際「$10」の前の曲「君は君だよ」と次の曲「君色思い」では王子様路線の衣装できらきら爽やかに歌って踊っていたSMAPが「$10」だとスーツ姿でクールに男女の恋愛を歌っている。
これ読んでSMAPファンではない、外側からSMAPを見てきた私もいろいろ思い出すことが多かった。
確かにそういえば、そうそう、昔は光GENJIとかと同じようなアイドルソングを歌ってたね。
「君色思い」って、「もっとき~みいろおも~い~♪」のあのアニメ赤ずきんチャチャの主題歌だよね。
香取慎吾くんが声優に初挑戦してたアレね。そうだ、あれは王道アイドルソングだった。
その次に出たのが「$10」だったのか。もう私は「ジ・テンダラーズ♪」以外の部分が全く思い出せない
のだけど、たしかにあれはピシッ、ピシッとした感じの曲で、全然イメージが違うね。でも、今のSMAPの
イメージって、外から見てても「君色思い」ではなく、「$10」のイメージだわ。だからこのSMAP担の
方のいうことはすごく説得力がある。
様々な報道があるが、飯島さんが退社することは確実のようだ。そうそう、確かに飯島氏の若手の売り出し方は、ジャニーズファンの外側にいる私から見ても、
彼女が製作途中だった「現役アラフォーアイドルマニュアル」は、完成していれば事務所にどれだけの恩恵を与えたのだろうか。
若手グループの売り出し方についてファンから反発を受けていて、おそらく若手グループファンの中では彼女の退社を喜んでいる人も多いと思う。だが、それでも彼女が会社に残して来た実績と遺産は凄まじい物があるのは否定出来ない。
かなり不快なものだったよ。キスマイのブサイク売りとか、セクゾンの聡マリ外しとか、不愉快でしか
なかったよ。彼らが飯島氏から離れることになったのだけは、今回の騒動で明らかにプラスと言える
唯一のことだと思う。でも「現役アラフォーアイドルマニュアル」なんてマニュアルを彼女は作って
いたんだ。それは知らなかった。彼女がジャニタレの寿命を大幅に伸ばしたのは間違いないし、
そこは評価されるべき部分ではあるよね。
そして、スマヲタの心を完全に踏みにじっている。あの時点でスマヲタはSMAPが解散するなんて信じてる方が少数派だった。スマヲタは「僕たちは絶対に解散しません」「5人でSMAPとしてこれからも頑張ります」「25周年を見守ってください」といった言葉を望んでいた。もし解散するにしても、はっきり何月何日に解散すると明言すればよかった。スマヲタの「これからSMAPがどうなるのか」という疑問に、あの会見は何一つ答えていない。しかも、スマヲタから見ればあんなこわばった緊張した様子の5人を見たくはなかった。世界に一つだけの花が流れたのも心をえぐった。自分たちが良かれと思ってやったことが彼らを苦しめているように見えた人もいた。これ。SMAPの謝罪会見に関してはまさにこれ。結局何にも答えてないんだよね、あの会見。
「ただ前を見て進みたい」とか言われても、何の情報にもなってないからね。「世界に一つだけの花」
を買ったファンも、その結果があの痛々しい会見に繋がってしまったのかもしれないと考えたら、
傷ついた人も多いかもね。あんなことになるなら、むしろ解散したほうがマシだったんじゃないかと
思うような会見だったもの。
ということで、いろいろ感想をつい書きたくなるような良記事だったんだけど、非常に熱量のこもった
良い記事だなと思ったわ。