今年2月、強豪ひしめく格闘ゲームの世界大会で、無名のパキスタンの若者が「番狂わせ」の優勝を果たした。さらに業界を騒然とさせたのは優勝後に放った一言。「パキスタンには強い選手が、まだまだいる」。まるで漫画のような展開。真偽を確かめるため訪れた現地で待っていたのは「ラホールの強心臓」「コンボの魔術師」「青シャツの神童」などの猛者たちだった……。ネットゲームの時代、わざわざゲーセンに通う理由。宗教指導者に「がん見」されながら腕を磨くそこはまさに「虎の穴」。パキスタンでいったい何が起きているのか。真相を探った。(朝日新聞イスラマバード支局長・乗京真知)この記事めちゃくちゃ面白いね。四六時中ネットの記事ばかり見ている自分でも、神記事だと思うレベルまですごいと思った記事は、千葉市長とシムシティ対決をした記事以来かも。
はてぶのブコメでも結構言及されているけど、初出場でEVO Japanで優勝したアルスラン氏が、「パキスタンには強い選手が、まだまだいる」とか言い出すとこ、幽遊白書の魔界統一トーナメントの展開そのものなんだよね。
魔界で有名な強豪どもがぶつかり合って、お互いに消耗しまくって途中で敗れ去っていく中、トーナメントで優勝したのは、めちゃくちゃ強いけど野心がないから魔界でおとなしく暮らしていた無名のおっさんで、同じくらい強いまだまだいるみたいな展開(笑)。
そんな感じの話がリアルであったわけだからすごいわな。