http://www.tanteifile.com/geinou/scoop_2013/06/10_01/
ふ~ん、こんな事件があったのか。全然知らなかった。高校生が夜にナガシマスパーランドという三重県
の遊園地に潜入して炎上しているらしい。
調べたらこのへんが詳しい。ま~たバカッターか・・
http://blog.esuteru.com/archives/7167543.html
ちなみに真偽の程は不明だが、ディズニーランドに夜中侵入したという話がネットで話題になったこと
はある。これなんだけど、
http://web.archive.org/web/20090703053425/http://www1.u-netsurf.ne.jp/~SNobu/dezuni.html
元記事消えてるよ・・上のはアーカイブへのリンクだけど。転載しとくか。長い上改行多すぎだけど・・
とりあえずもう何年前だろうか、当時まだ学生だった俺は、新宿にて先輩である大洋ホエールズのライブを観た後、メンバーと飲んでいた。
ライブの感想など話していると、突然メンバーの秋葉さんが呟いた。
「今からデズニーランドに忍び込まねえか?」
俺は即答した。
「行きます」
デズニー侵入記
これは、20を過ぎた男三人が織りなす、愛と、感動と、犯罪な不法侵入である。メンバーはホエールズのメンバーの
A葉さんと順太さん、そして俺。
万全をきして終電で舞浜へ(12時頃だろうか)。
舞浜駅に降り立って驚いた。
誰もいない。
非現実的に誰もいない。
まるで仮想空間に迷いこんでしまったみたいだ。
自分はこういう無人の町とか駅とかそういう世界観が大好きなので、
気分が高揚する。
いかんいかん、落ち着こう。
とりあえずトイレだ。
俺はトイレに入った。
が、個室トイレが何故かエロ本でびっしりだった為
さらにバンバン高揚してしまう。
エロ本はいい。
そうだ、ここで三人の精神状況を簡単に説明した方がわかりやすかろう。
俺(高揚)
A葉さん(興奮)
順太さん(怯え)
こんな感じだ。
俺とA葉さんは侵入が終わるまでに無数の「すげー!!」を斉唱し、順太さんは終わるまでに無数の「こえー!!」を独唱していた。
とりあえず、まずは偵察してみようという事で、
デズニ−の外周をまわってみる事に。
とりあえず、舞浜駅からデズニ−を眺めつつ左側へ。
おそらくジャングルクルーズの裏あたりを目指して歩く事にした。
周りを歩いてて気付いたのだが、意外にもデズニ−、
竹やぶに囲まれてる。
もちろん金網(ねずみがえし状)アーンド鉄条網付きであるのだが。
しばらく歩いていくと門があった。
会社のゲートみたいな感じで、車が出入りする出口なのだろうか?
警備員室があり、当然警備員がいた。
ここはおそらくデズニ−を運営する
オリエンタルランドの入口なのであろう。
なんとか隙間をぬって入れないかと見渡したが、
さすがに隙は見当たらなかった。
門をあきらめ、さらに歩いていくと、
どんどん風が強くなってきて、
何もなくなっていく。
公園にぶちあたった。
かなり巨大であり、遊具も充実しているのだが、
日本一の遊園地の真横に「これ」を作る国の意図がさっぱり読めず、首をひねる。
デズニ−からも離れてしまったので、
仕方なく反対側、正門に向かって歩く事にした。
つまり一般客が普通に入る方面に向かった訳だ。
当然危険も増すであろう。
気をひきしめなければ。
とかのたまってると、交番があって結構ビビる。
が、交番には人気がなく、パトロール中の札がかかっていた。
逆に怖い。
当時はまだ夜は冷え込む時期で、
寒さに震えながら我々は正門に辿り着いた。
、、、、うわあ。
こりゃアカンよ。
なんか門から駐車場が見える訳だが、
何か青いパトランプの車が何台もブンブン走ってて、
もう鉄壁である。
堅牢にも程がある感じだ。
その警備に対して、我々三人のへボさが逆に引き立ち、
これは無理なのでは?と一瞬思いかける。
が、まだ時間は一時程度で、
帰るにも帰れないし、
とりあえず正門を通り過ぎ、
ホテルなどがある方に向かって歩き始める我々であった。
歩けど歩けど何もない。
このままではホテルに直行、っていうかホテルがちらちら見え始めた。
これはどうも手詰まりの方向になってきた。
士気も低く正門の方向に引き返す我々。
これは、ある程度強攻策に出なければならないようだ。
会議の結果、青いパトカー何するものぞの勢いで、
場所を選び、冊を乗り越えて敷地内へ。
ついに、敷地内へ。
そう、場所的には、スペースマウンテンの真裏あたりから侵入した事になる。
建物の陰に隠れながら進むと、
ランプが点灯する発電所みたいな所へ辿り着いた。
すげえ!!かっこいい!!
一気にテンションの上がる我々。
発電機みたいなのの合間を進む我々の眼前に、
ついに広大な駐車場が広がった。
駐車場!!!!
でけええええええ!!!!!!
向こうが見えない。
そういえば幸運な事にその日はうっすら霧がかかってた気がする。
まあ巨大に思うのも無理はない。
昼間、車がワンサカ止まってる状態でもでかい印象を受けるのに、
まったく何もない状態なのだ。
何もないと言っても全くではなく、
そこにはやはりあの青サイレンの車がガッツンガッツン走っていたが。
もうここは駐車場なのだ、つまり敷地内。
すでにここでみつかったら
即お縄頂戴という事実が緊張と興奮を増していた。
さてこの後だが、
まず第一にメインエントランスから入るのは厳しそうだ。
あそこら辺には隠れる場所がなさそうだ。
見晴し良すぎ。
あと、その後のなんとかバザールにも、
隠れられそうな場所がない。
やはりもっとイレギュラーな
訳わかんない茂み
とかから入るのが得策だ。
という事で、
スペースマウンテンの真裏あたりから、
ゴーカートの真裏あたりに向かってとりあえず歩く三人。
スペースマウンテンの真裏から入れないかと調べてみたのだが、
やはりあのねずみ返し付きフェンスアンド鉄条網が付いていて、
諦めざるをえなかった。
この時我々三人はかなり大胆に道路の真ん中を歩いていたのだが、
車が来たらいつでも左の茂みに逃げ込む用意は出来ていた。
そこは見晴しも良く、
しかも隠れる場所もあったのだ。
しかし歩けど歩けど何にもない。
ひょっとしてまたこのままホテル方面か?
と思っていたその時、向こうの方に建物が見えてきた。
その建物は、明らかにデズニ−内部に通じていた。
が、残念ながら、そこから内部に入り込む事は不可能に見えた。
が。
それよりもっと凄いものがそこにはあったのだ。
ゴーカートだ!
ゴーカートが並んでる!
っつうか捨ててある!!
そう、あのトゥモローランドのゴーカートが捨ててあったのだ!
確かに場所もちょうど裏側らへん。
つじつまは合う。
何故か我々三人の中に、根拠のない確信が沸き上がってきた。
行ける!!ここはもうすでにデズニ−の陰部だ!!
興奮した3人が
さらにさらに奥に進んでいくと、
工事現場というか発掘現場のような所に到着。
足元はぬかるんでいてもう湿地と呼ぶにふさわしかった。
背の高い草や木が生い茂り、進みづらい事この上ない。
が、全く意に介さずズンズン三人。
もう後退のネジははずしてしまった。
もう進むしか選択の余地がない所まで来てしまったのだ。
三人の目の前に、建物群が広がった。
その時。
、、、、、、!!!!
人の気配が!!!
とっさに身をかがめる三人。
幸運にも人影はすぐにどこかへ行ってしまった。
どうやら、ついにぐるりまわって
オリエンタルランドの敷地内に到達したようだ。
しかしでかい!!
当然身を隠す場所も殆どない。
が、その敷地のはるか向こうに、
巨大な森林が広がっているのが見えた。
間違いない。
あそこの森に入れば、もうそこはデズニーランドなのだ!
我々は意を決し、
フェンスを乗り越え敷地内に侵入した。
身を隠す場所もない。
前に進むしかない。
怪しまれてしまうので走る事も出来ない。
と、向こうからトラックが走ってきた。
もう賭けである。
夜中のニ時三時に、明らかに大学生風の三人組が会社内を堂々と歩いていてもそんなに不審がらない寛い心のドライバーである事を祈るしかなかった。
段々近づいてくる!!
何も出来ず歩く三人。
、、、、、、、。
トラックは行き過ぎた。
寛い心万歳。
さすがにトラックが消えると共に小走りになった三人は、
最終的には大急ぎで巨大な森に飛び込んだ。
斜面を登る。
、、、、、!!
フェンスだ!!
が、この程度のフェンスなら越えられる!!!
我々はフェンスを潜りぬけた!!!
「おおおおおお!!!すげえ!!すげえ!!」
俺達は、線路の上に立っていた。
そう、ウエスタンリバー鉄道だ。
そして、目の前には巨大な湖が広がっていた。
そん時の興奮といったら。
ウエスタンリバー鉄道の上に降り立った我々は、
とりあえず線路沿いにジャングルクルーズ方面に向かって歩き出した。
すると、先の方に人影が見える。
体をこわばらせる三人だったが、
それが、インディアン達の集落だと気付くと、
大喜びでキャンプに加わった。
とりあえずインディアンを殴るA葉さん。
いつも船の上から見ていて
「あそこいけねえのかな?」
と思っていただけに、
かなり喜びに溢れてしまった。
彼らは色んな小道具を持っていたので、
もらっていこうかとも考えたが、
さすがにやめておく。
集落に別れを告げ、
さらに進んでいくと小屋のようなものと踏み切りを発見。
警戒しつつ近づくと、
いきなり車が来たので逃走を余儀なくされる。
仕方がないので反転し、
スプラッシュマウンテン方面へ。
(第2回侵入時は、さらに前進。ジャングルクルーズ内に潜入。夜は水がはってない事実に驚きながらもジャングル探訪。草刈りの親父に出くわし退却)
スプラッシュマウンテンに辿り着くかつかないかの所で、
我々の前に橋が立ちふさがった。
この橋、かなり長く、
しかも渡っている間は丸見えとなってしまう。
かなり悩んだが、結局進む事に。
が、ちょうど真ん中あたりで、
真下を掃除のオッさんが通過。
必死に橋にへばりつくも、
上を見られたら即御用の状態になってしまった。
ものすごい恐怖。
掃除のおっさんは仕事熱心で、
上を見る事なくいなくなってくれた。
ここで緊張の限界。
来た道を戻り、フェンスを超え、
警備員口を何くわぬ顔で通り抜け、舞浜駅へ。
駅についた時には夜があけていました。
以上!!!!
やはり線路の上に立った瞬間の高揚は、
一生忘れないでしょう。
全然関係ないけど「スタンドバイミー」が頭に浮かびましたよ。