元ソース追っかけていないんだけど、原発反対派の絵本作家の方が、信頼できるソースから
今のところ福島の原発事故による小児甲状腺がんの発生増加はないと結論づけているようだ。
複雑で超絶に面倒臭いことに各々向き合いましょう(疲れるけどね)
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私は現時点では、渦中の現場で大量の当事者を診察し続けている、線量が比較的高かった渡利にある、医療生協わたり病院の齋藤紀先生のお話をもとに解釈しています。もとから反原発の立場でしたし、被害を小さく見せようという方でないと確信しています。
がんは一定率で自然発生性に発症しますが、問題はエコー検査で確認されたがんが放射線の影響によるものかどうかです。一巡目の結果では、放射能汚染の違う3地域でがん発見率(0・04%)、平均腫瘍サイズ、平均年齢が一致しました。
放射性ヨウ素誘発のがんであれば、発見率の違いや若年への傾斜が考えられますが、発見率は同一で、年齢も5歳以下には認めず10歳以上に偏っていました。これは自然発生性を見ている可能性、あるいは放射性ヨウ素のリスクは自然発生性の中に埋もれている可能性を示唆しています。
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ということで、つまり放射線の量の違う複数の地域のがん発生率は同じで、発生率に小児への
偏りもないことから、福島の原発事故による放射能影響による小児甲状腺がんの発生増加はない
ということ。
元ソースに一番近い記事がこれかな。
はんのき日記 PART2「医療生協わたり病院の斎藤紀医師の真意は? 」
新婦人しんぶんの3月5日号の1~2面、「福島 ここで暮らし、子どもを育てる」
~福島市渡利地区 さくら保育園を訪ねて~という記事の中に、医療生協わたり病院の斎藤紀医師の
コメントが掲載されていたとのこと。内容を転載しているようなので、ここでも引用すると、
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原発事故から4年、被災の構造が明確になってきました。
まず甲状腺の問題です。がんは一定率で自然発生性に発症しますが、
問題はエコー検査で確認されたがんが放射線の影響によるものか
どうかです。1巡目(2011年10月~2014年3月)の結果
では、放射能汚染の違う3地域でがん発見率(0.04%)、
平均腫瘍サイズ、平均年齢が一致しました。
放射性ヨウ素誘発のがんであれば発見率の違いや若年への傾斜が
考えられますが、発見率は同一で、年齢も5歳以下には認めず10歳
以上に偏っていました(95%)。
これは自然発生性を見ている可能性、あるいは放射性ヨウ素のリスクは
自然発生性のなかに埋もれている可能性を示唆しています。
冷静な判断が求められます。
2巡目が始まり、現在約7万5000人を調べ、8人ががん(疑い含)
と診断されています。現時点で発見率0.01%にとどまっています。
放射性ヨウ素のリスクは長期にわたるため、検査は住民の意向もふまえ
続ける必要があると思います。同時に福島の子どもたちを長期に苦しめる
ことになることも、冷静に考える必要があります。
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とのことで、冒頭の絵本作家の松本春野氏の記載とも一致していて、元ソースはこれと思われる。
現場の医師の方が事実を積み重ねてこの結論を出した以上は、信頼に値する結論かと。